雨漏りかと思ったら・・・パート2
こんにちは、地元貢献リフォーム課の末廣です。
今回も先日、雨漏り調査に伺った現場についてご紹介します。
この現場は以前にも何度か雨漏り補修している工場で、つい最近も雨漏り補修をしたばかりでしたが数日後、「末廣さん、また違う箇所から雨漏りしてくるので見に来てください」と連絡をもらい見に行きました。
伺って状況をお聞きすると、「雨が降っていない時にも水が垂れてくる」とのこと。
とりあえず、漏れてきたという部屋の天井を外して天井裏を確認してみました。
すると、天井裏のMバーと呼ばれる鋼板製の部材の上部に水が溜まり、下端は湿っていました。
工場内の状況を確認してみると、漏水してきている天井のすぐ近くにエアコンがあり、そのエアコンの冷風が天井にダイレクトにあたり、天井はかなり冷えていました。
この工場の屋根は板金ということもあり、この夏の猛暑で天井裏の温度は非常に上がっている中、室内の天井はエアコンの冷気で冷やされることにより、天井裏で結露が発生したのが漏水の原因の様でした。
雨漏り診断士の講習で「一切の先入観を捨てなさい」「雨漏りだと思っていたら、実は結露かも」ということを学びますが、今回はまさにそのケースでした。
その後、エアコンのファンを調整して天井に冷風があたらないようにしたら、漏水は収まったので一安心でした。
~今できることを考えてベストを尽くす~
末廣 高雅