2015.06.01
塗り替えの種類とは④
外壁塗装の種類について、前回は部分塗装の一例である「木部塗装」について紹介しました。
今回も引き続いて、部分塗装の「鉄部塗装」について説明いたします。
鉄部とは木部とは異なり、鉄などの金属で構築されている部分のことを指します。
手すり、避難階段、窓やドアなどの建具類の部分に使われていることが多いでしょう。
金属における劣化原因の多くは、錆びです。
建築の際に使用する金属部品には、水や酸素などが直接触れないように工夫が施されています。
しかしある程度の年数が経てば、それらの保護力も低下していきます。
鉄部の表面塗装は、風雨や紫外線などによって段階的に劣化していきます。
鉄部の光沢が失われてきている、また表面が白く劣化してきているように見える場合には
鉄部のみの塗装することを検討してみてはいかがでしょうか。
メリットとしては、家を丸ごと塗装するよりも経済的である点が挙げられます。
鉄部は酸素に弱いため、塗装が剥がれてしまえば早いスピードで劣化が進みます。
鉄部のみ塗装が必要なのに、それに合わせて家の全体を塗り替えるということは賢いとは言えません。
鉄部のみが劣化している場合は部分塗装、といった正しい見極めが必要になってくるのです。