2015.05.17
外装調査の必要性とタイミングについて④
前回は「シミやカビ」についてお伝えしました。
今回は、調査のタイミングの目安と一つとして「クラック」について紹介します。
自宅の壁を見てみると、線が入ってはいませんか?
小さな線が放射状に、または一直線にひび割れていたりしませんか?
これは「クラック」と呼ばれる、外壁劣化である可能性が非常に高いです。
クラックとは日本では一般的である、木造にモルタルが塗られているもの、またはコンクリートの建物によく起こる現象です。
モルタルやコンクリートで起こる場合が多い理由は、その作り方にあります。
上記2つは砕石や砂と水を練り合わせたものを乾燥することで完成します。
そしてこの乾燥の過程において、モルタルとコンクリートは収縮するためひび割れが起こってしまうのです。
一度クラックを起こしてしまった場合は、処理をしなければ元の状態を復元することはできません。
また、クラックを放置したままで塗装を行ってしまうと滑らかな仕上がりは期待できません。
ひびの深度にも寄りますが、塗料が内部に浸入してしまう可能性もあります。
ですから、クラックを発見した際は訪問調査を依頼する良い時期だと言えます。