2021.08.27
外壁塗装の工事中に雨が降るとどうなる?専門家が解説します!
「外壁塗装工事中に雨が降ったらどうするんだろう」
「雨の時期は工事の依頼をしないほうがいいのかな」
このような不安をお持ちの方に向けて、雨天時の外壁塗装工事への影響についてご説明します。
□雨が降ったら外壁塗装はどうなる?
最初に結論を述べると、雨が降ると基本的に外壁塗装工事はできません。
なぜなら、湿度が85パーセント以上になる状況では塗料に不純物が混ざりやすくなり、塗料が変色したり塗膜が上手く出来上がらなくなったりする可能性があるからです。
実際、塗料には降雨時や強風時に工事を避けるべき旨の記載があります。
雨によって塗料が流れ出てしまったり、光沢が低下してしまったりするのは残念ですよね。
このように、塗料の多くは水性のため、たとえ雨がかからない箇所であっても乾燥をしにくい状況だと仕上がりが悪くなりやすいです。
塗装職人が塗装工事そのものに集中できなくなるという意味でも、雨天での工事のご依頼はおすすめしません。
せっかく塗装をしても、剥がれが発生したり劣化が起きやすくなったりして、再度塗装をする必要が発生してしまっては二度手間でしょう。
*工事の期間が伸びる
天気が怪しいときであっても、全く工事ができないわけではありません。
しかし、上記の理由によりどうしても雨が降っている最中は工事を中断する必要があるため、工事の期間が伸びやすいです。
塗装工事期間は洗濯物を外干しできないなど日常生活に制限がありますから、できるだけ工事を短く終わらせるに越したことはありません。
□塗料の耐久性が下がる
雨の日に行われた塗装では、塗料の耐久性が低くなりがちです。
塗装担当者が本領を発揮できないということもありますが、何よりも大きいのは雨水が混入することで塗料が薄まってしまう点にあります。
通常、塗装の耐久性は10年程度ありますが、雨の日に行われた工事では3年から5年ほどで塗膜が剥がれ始めるケースがあります。
単純に塗装担当者の施工不良の可能性もありますが、工事のコンディションも大きく影響するのです。
そのため、できれば冬や春など比較的雨が降らない時期に塗装のご依頼を頂けると幸いです。
□まとめ
今回は、雨天時の外壁塗装工事への影響についてご説明しました。
雨が降っている最中に塗装工事を行うと、見た目の仕上がりが悪くなるほか、塗膜が剥がれやすくなるなど耐久性が下がりやすくなります。
天候やその他の塗装に関するお悩みがあれば、お気軽に当社にご相談ください。