2017.04.17
サーモアイについてPart2
前回に引き続き今回も、今話題の塗料「サーモアイ」について、ご紹介します。
・建物を守るのは特殊な外壁塗料
建造物において柱や外壁の耐久力が重要とされていますが、中でも周辺環境によって劣化しやすいとされている外壁塗装も、建造物を建築する上で重要です。
最近では地球温暖化対策とヒートアイランド対策を施した外壁塗料が開発されているため、不安定な天候の場所に建造物を建築しても、天候の影響を受ける事なく快適な生活が送れるようになっています。
・「サーモアイ」の太陽光遮断性
この特殊な効果を持った塗料の中でも、サーモアイは特に知られていますね。
一般塗料に比べると太陽光を大幅に遮断する事ができ、適度に室内に熱エネルギーを残す事ができるため、快適な生活を送れます。
太陽光のエネルギーは47パーセントが可視光で構成されているため、視覚的にはあまり影響が無い様に思われますが、残りの53パーセントは目に見えない赤外線や紫外線によって構成されているため、塗装や人体に対する影響力は思っている以上に高いのです。
そのため快適な生活空間にするためには、それら目に見えない赤外線や紫外線を遮断する必要があるんです。
通常の外壁塗装の場合可視光波長域や赤外線波長域をカットする事はできますが、それでも反射率が40パーセント前後と低い反射率になっています。
・サーモアイは紫外線や赤外線を防ぐ!
反対にサーモアイに限っては太陽光のほとんどの波長域を90パーセント近くも遮断する事ができるのです! これで、室内にいるのに赤外線や紫外線の影響を受けてしまうという事態を防ぐ事ができます。
この高い反射率の影響で室内温度の上昇を防ぐ事ができ、夏場のクーラーの設定温度を見直す事もできるため、空調のコストダウンで省エネにもなりますね。
エネルギーを使用しない影響で同時にCO2削減できるので、地球温暖化対策とヒートアイランド対策も同時に行えます。
・実際のサーモアイの効果を知るには?
とはいっても目に見えない太陽光の影響なので、どれほど遮断できているのかが把握できない事がほとんどになっているのも事実です。
なので建築する前には遮熱シミュレーターというシステムがインターネット上に公開されているので、わかる範囲で建造物の住所や大きさ東西や南北の長さ等を入力するとある程度の期間で遮断できる熱量を調べる事ができます。
このシミュレーターで具体的な自然室温が把握できるため、エアコンの適度な設定温度を把握する事ができどの程度コストダウンをする事ができるのかを確認する事ができるのです。
・サーモアイの遮熱率の秘密
この様に高い遮熱率を誇るサーモアイですが、上塗りの部分に高い遮熱率の塗料を塗るほかに下塗りの部分にも高い遮熱率のある塗料を使っているのです。
上塗りの塗料には主に赤外線透過混色を採用しており、上塗り部分の反射性能を限りなく高くしているのです。
これだけでは太陽光の全てを反射する事は難しいので上塗り部分の塗料に透過性塗料を使用する事で、遮断できなかった太陽光を吸収するのではなく透過させ下塗り部分の塗料でも反射できるように工夫されています。
この二段構えの反射構造がサーモアイの高い遮熱率を実現してます。
・特殊な塗料は施工に時間がかかる…?
特殊な塗料故に作業工程の大幅な延長を気にする方がいますが、サーモアイでは3工程でこの遮熱率を実現できるように工夫されており、他の外壁塗料よりも少ない工期で仕上げる事ができます。
結果、建造物建築のコスト削減にも大きく貢献する事ができます。
・サーモアイ、どう選べばいいの?
高性能な外壁塗料であるサーモアイではありますが、より効果的に遮熱するためには建造物が建築されている環境に合わせた塗料を選択する必要があります。
同時に予算の関係もあるためただ遮熱率の高い塗料を使えば良いというものでもありません。
そこでグレードの違う上塗り塗料を容易する事で予算は勿論周辺環境によって使う塗料を選択する事ができるようになっています。
さらに下塗り塗料についても豊富な商品の中から予算やその他の都合に合わせた選択ができるので、少ない予算で効果的な遮熱率を有した建造物に仕上げる事ができます。
その上このサーモアイは建造物の敷地内に存在しているコンクリートやアスファルトの路面にも塗装する事ができるので、建造物内部だけでなく敷地内にも快適な空間を提供できるようなハイクオリティの外壁塗料になっています。
・「サーモアイ」の色バリエーションはどれくらい?
さてここで気になってくるのがサーモアイの詳しいバリエーションについてですが、主に色によって太陽光の反射率が違う塗料が用意されています。
一番低い日射反射率でも43パーセントに推移しているので十分なコストダウンを図る事ができ、クールホワイトに関してはサーモアイで最も高い日射反射率91パーセントをマークしています。
他にも白色系統のカラーバリエーションは軒並み日射反射率が70パーセント前後に推移しており、快適な生活空間を構築するには十分な性能を有しているため建造物の外観に関しても好きな色を選択できるようになっています。
注意点として屋根に使える塗料と壁に使える塗料とではカラーバリエーションに違いがあり、屋根用の塗料は40色の中から選択できますが、壁用の物は28色と少なめに設定されていることです。
制限のある壁用塗料ですが、人気カラーに関しては使用する事ができるようになっているため、自分の好きなカラーリングでサーモアイを使いましょう。
いかがでしたか?
Part1・2に渡ってサーモアイの魅力をお届けいたしました。ぜひ、外壁塗装にはガイナの使用を、ご検討ください。
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