2020.11.04
11月におもうこと
10月11日に北アルプス槍ヶ岳に初登頂しました。
ずーっと憧れで遠い存在だった槍ヶ岳。
その夢の実現は思いのほかトントン拍子で早い流れでした。
お話を福本さんからもらったのは9月8日。
そこからメンバーが2人増え、日程調整をし、10月9日の夜に出発し10日7時半から登り始め、11日に登頂、12日に無事下山してきました。
思い返すと、遠くに感じてた槍ヶ岳は想像以上に近い存在でした。
『いつか登りたいなぁ』と考えていた時は遠く、『よしっ行こう』と決めたら近くなる。
ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』や、小田全宏先生がおっしゃてた『いつかやるは叶わない。いつやるに変えると叶う』という言葉を思い出します。
頂上からは富士山や八ヶ岳などの登った山もまだ行ったことのない山も一望でき、『あの山カッコいい‼』『あの山へ冬に上ってみたい』など、さらなる好奇心が掻き立てられました。
山にはいろんな人が来ます。
私たちみたいに勢いで来てしまう人もいれば、綿密に計画を立ててくる人。
山にはまってくる人もいれば、強く誘われてくる人。
1人でくる人もいれば、仲間とくる人。
いろんな状況や考えがあるけど、頂上で見える景色は一緒。
山っていいなって思います。
ほんとにそうですかぁ~~?
昔はみんな一緒って思ってましたが、最近はみんな違うものが見えてるのではないかと考えるようになりました。
そこに至るまでのプロセスの時間や労力、乗り越えてきたものや必要で準備したものの有無。
一緒に行こうと思ってたのにどうしてもこれなかった人がいたり、誰かに何かを伝えたいという気持ちだったり、みーんな抱えてる背景が違う。
だから目に見えている景色は同じのようで同じじゃない。
例えば、エヴェレスト山頂にヘリコプターで行った人と自分の足で登った人と同じと言えるでしょうか?
そこに至るまでのプロセスで見えるものは変わってくる。
楽をして得たものはやはりその程度のものにしかなりえないし、苦難を乗り切って得たものは一生の宝になる。
日本には『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という諺があります。
人の人生を宝にするために非常に大事な教えです。
若いうちにとどまらず、うまくいっていると感じる人すごいなぁと感じる人たちは何歳になっても苦難の道を選択しているように思われます。
そして、それを楽しんでいるように見えます。
人生がうまくいく秘訣は、うまくいっている人の真似をする。
高ければ高い壁のほうが登ったとき気持ちいい。
そんなことを改めておもう11月です。
~~~夢中は努力にまさる~~~
出澤