2021.06.01
6月におもうこと
『念ずれば花ひらく』
会社前のスモークツリーが満開です。
あたたかい色とふんわりした雰囲気が大好きな花です。
『念ずれば花ひらく』
坂村真民先生の言葉で、これまた大好きな言葉です。
10年以上前に読んだ稲盛和夫さんの『生き方』を思い出します。
若き日の稲盛さんが松下幸之助翁の講演会に参加した時のこと。
ある参加者が質問をしたそうです。
『ダム式経営ダム式経営と言いますが、資源に余裕のない私には現実的に到底できそうにない。できる方法を教えていただきたい』
というような質問が飛んだそうです。
それに対して、松下幸之助翁は、
『強くダムを作ろうと願わなあきまへんなあ。願わな叶いまへんわ。』
まわりの参加者はなかばあきれてたそうですが、稲盛さんは衝撃を受けたそうです。
結果、稲盛さんの京セラは大躍進を遂げ、JALの再生でも尽力されました。
何事も強く願えば叶うと考える人。
何事もそんなにうまくは運ばないと考える人。
私の立場から見た視点でうまくいっているように感じる人は、やはり前者の考えを持つ人でした。
逆に後者の考えの人が「ほら、やっぱりうまくいかないでしょ」と言えば、それはやはり頭の中の考えが現実化したとなります。
わかりますか?
「どうせうまくいかない」と願ったから、結果うまくいかなかったのです。
頭の中の願いや考えが現実になるというのは、どうやら法則でしょう。
先日、山歩きをしてきました。
釣りを楽しみながら渓流を歩いていると、川の流れに力強さを感じれたり、山の大きさに安心感をもらったり、自然の中に自分が存在していることを実感できます。
歩いているといたるところで花が咲いていました。
花は咲いて終わりじゃない。
花は咲くのが目的ではありません。
花を咲かせた後、種を作り、次世代に託します。
『念ずれば花ひらく』
事業においても、自身においても、育成においても、目標は花をひらかせること。
しかし、そこはゴールではなくその先があることを理解しました。
答えは自然の中にある、そんなふうにおもう6月です。
コロナが変異を繰り返し油断できない状況です。
皆様のご健康をお祈りしています。
~~~夢中は努力にまさる~~~
出澤: