2023.04.28
5月におもうこと
いつもご愛読ありがとうございます。
ゴールデンウィークも終わり夏を迎えるばかりとなりました。
そして今年ももうすぐ半年が過ぎようとしております。
いかがお過ごしでしょうか?
足の裏を蚊に刺されて、
掻いても掻いてもスッキリしないやるせなさみたいなものを仕事や生活の中で感じてしまうときがあります。
攻めどころもなく終わりもない。
でもなくならない。
「六中観」という教えがあります。
六つの教えで成り立っていて、
その一つが【忙中閑】――どんな忙しい中でもホッとひと息つく時間は作れる、というものです。
どうやら私にとってその一息つく時間は、
『お風呂』のようです。
それも温泉とかではなく自分の家のお風呂。
シャワーだけも違います。
火山国である日本列島には、全国に温泉が湧き出ています。
昔から、日本人は天然の温泉や石風呂に入浴していたそうです。
お風呂の歴史は、6世紀に仏教の伝来とともに、中国から伝わってきたといわれています。
仏教で、お風呂に入ることは「七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから、
お風呂に入ることは健康に良いと理解されていたそうです。
実際にお風呂に浸かるの利点として
疲労回復、
快眠、
リラックス、
腰痛・肩こり緩和
など沢山あります。
特に温熱効果で血管が拡がり沢山の血液が体内をめぐり新陳代謝が促進されるというのは、
昔から健康に良いと伝えられてきた科学的証明となりそうですよね。
そんなお風呂ですが私なりのこだわりがあって、
それはプールで浮くかのように顔だけを水面上に出してぷかぷかすることです。
これ、気持ちいいんですよね~なにも考えずボケーと。
これも調べてみると浮遊効果で筋肉が重力から解放され疲労回復やリラックス効果が高いそうです。
さらにさらに入浴回数が週7回の人たちは入浴回数が週0~2回の人たちに比べて、
要介護になる割合が3割低いという結果が出ているそうです。
なんかもう入るしかないって感じですよね。
四月から新生活が始まったり、
新たな仲間との仕事や生活が始まったり、
新たな目標ができたりと、
世間がざわついている感じがしました。
そんな初経験も一通り過ぎ、ストレスや疲れを感じる時でもあります。
そんな時は自分なりの忙中閑で流されないようにしたいものです。
ちなみに、六中観とは陽明学者である安岡正篤さんの座右の銘です。
一、忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)……忙しさの中にも余裕と、心を穏やかに。
二、苦中楽あり(くちゅうらくあり)……苦しいことを耐えて乗り越えて、そこから喜びや楽しみを見出す。
三、死中活あり(しちゅうかつあり)……全身全霊をうちこんでこそ何ものかを永遠に残すこと、すなわち永生が実現するのである。
四、壷中天あり(こちゅうてんあり)……何かに没頭できる、自分だけの世界をもっておく。
五、意中人あり(いちゅうひとあり)……心から尊敬し、信頼できる師や友や愛する人を持つ。
六、腹中書あり(ふくちゅうしょあり)……自分の信念を養う大事で手放せない本を持つ。
シンプルで大好きな銘です。
~~~夢中は努力にまさる~~~
出澤雅司