2015.11.15
防水工事について③〜種類と工法〜
前回に引き続き、防水工事の種類と工法について ご紹介させていただきます。
「塗膜防水」全て10〜13年の耐用年数です ・ゴムアスファルト系塗膜防水 高濃度のゴムアスファルトエマルションを専用硬化剤によって 反応硬化させた塗膜防水材であり そこに改質アスファルト系シートを組み合わせ 信頼性の高い積層タイプの複合防水を形成した後 コンクリートやモルタルを表面に打設し 防水層を保護する工法です。
・ウレタン系塗膜防水 密着工法と絶縁工法があります。
液状のウレタン樹脂などの高分子材料を下地に 塗布し、防水層を形成する工法です。 紫外線からの保護や滑り防止などの目的に応じて 専用の保護塗料で仕上げます。
・ポリマーセメント系塗膜防水 水性樹脂エマルジョンと無機粉体を混合したものを 下地に塗布し防水層を形成する工法です。 「浸透製塗布防水」
・ケイ酸素系塗布防水(設定無し) こちらは防水層を形成しない工法です。
コンクリート表面に塗布することで、水を 媒介としたコンクリート中の水酸化カルシウムと反応して 珪酸カルシウム系の結晶を形成しながら毛細管を埋め 建材そのものに防水性を持たせる工法です。
いかがでしたか? ただ防水工事といっても こんなに種類があるのです。 施工前に知識を増やしておくと 役に立つでしょう。