2015.11.13
防水工事について②〜種類と工法〜
今回から2記事にわたって防水工事の種類と その工法についてご紹介させていただきます。
「アスファルト防水」
・保護工法(耐久年数:17〜20年) アスファルトを浸透・被覆した有機天然繊維製の フェルトやルーフィングを溶解アスファルトにより 下地に接着積層し防水層を形成たし後、コンクリートやモルタルを 表面に打設し、防水層を保護する工法です。
こちらは防水工法の中で最も歴史が古く信頼性が高くなっています。 保護層があるため防水層の耐用年数が長く多目的仕様が可能です。
・露出工法(13〜15年) 上の保護方法と同様にして防水層を形成し、 保護塗料などにより紫外線から防水層を保護します。 「シート防水」 ・ゴムシート防水(10〜13年) 加硫ゴムシートを接着剤や固定金具で下地に接着、固定する工法です。 専用の保護塗料を塗布して仕上げます。
こちらは下地の亀裂などへの追従性が高く 施工が比較的安易で工期も短いです。
・塩ビシート防水(13〜15年) 密着工法と機械固定方法があり、 塩化ビニル樹脂を主原料とし、可塑剤を添加したシートを 接着剤や固定金具で下地に接着・固定する工法です。 次回も続いて 防水工事の種類とその工法について ご紹介します。