2015.11.01
雨漏りによる二次災害③
前回までは、雨漏りにおける二次災害について、シロアリ・カビと順に見てきました。
最後となる今回は、雨漏りを体感する前に気づくことのできる可能性のある天井や壁のシミ、そして漏電についてお話しします。
壁や天井にシミができているということは、すでにそこまで雨水が浸入してしまっているということです。
天井や、周辺に何もないような天井近くの壁なら大丈夫だと放置しがちかもしれませんが、そういったサインを見つけたら早急に雨漏りに対する処置を行いましょう。
雨漏りで最も恐ろしいのが、漏電による家電製品へのダメージ、そして火災や感電です。
お部屋の内部からは確認できないような、シミとしては出てきていないだけの場所にまで水が行き渡り、見えない部分の電気回路が雨水によって腐食しているかもしれません。
漏電ブレーカーが備え付けられていれば被害を防ぐこともできるかもしれませんが、なければ気づかないうちに被害に遭ってしまうかもしれないのです。
漏電にいち早く気づくためにも漏電ブレーカーの設置は早めの導入をお勧めします。
どんな小さなサインであっても、雨漏りのサインを軽視することはあってはいけません。
家の腐食や自らへの健康被害のためにも、早期の改善を目指しましょう。