2015.10.22
水性塗料と油性塗料の違い①
外壁塗装を行う上で塗料を選ぶ機会がありますが、塗料の種類にはアクリルやウレタンといった細かい分類の前に水性/油性という区別がありますよね。
この油性と水性の違いとはなんなのでしょうか。
以前までは、一般的に水性塗料に比べ油性塗料の方が長持ちすると言われていました。
現在でも傾向だけ見れば水性塗料より油性塗料の方が若干長持ちです。
しかし、水性塗料の中にも近年高品質なものが出てきています。
そういった塗料は、油性と比べても耐久性に大きな差がありません。
しかし、前述した通り長持ちする水性塗料はまだまだ高価格なものが中心なので、価格と耐久性のバランスをしっかりとることが大切だと言えます。
水性塗料のメリットとして、塗料特有の臭いが油性塗料に比べて弱いということが挙げられます。
塗料特有の臭いには嫌悪感を抱く方も多く、実被害を被る方も少なからずいらっしゃいます。
水性塗料は溶剤に水を用いているので、油性塗料に比べこういった臭いを和らげることができます。
また、高性能な水性塗料は施工が複雑で、品質の安定が職人によってまちまちになってしまうあります。
職人の悪意の有無は関係なく起こってしまうケースも多く、仕上がり段階でこれを判別することはできません。
水性塗料を用いる場合は、見積もり段階から入念な打ち合わせを心がけましょう。