2015.09.19
3度塗りについて②〜2度塗りではダメな理由〜
前回の記事では3度塗りが基本と述べていましたが、
今回は「なぜ2度塗りではダメなのか」について
ご紹介いたします。
前回の記事でご紹介したように3度塗りというのは
最初に上に塗る塗料をつきやすくするための下塗り
次に中塗り、最後に上塗りをすることを指します。
こうすることで塗料本来の性能が最大限に発揮されるのですが
もしこの工程を一つでも省いてしまえば、
塗料本来の性能は出ず、剥がれや膨れが起きやすくなってしまうのです。
それに加えてなんと耐用年数に関しては
半分以下になることがあります。
劣化状況により下塗りを1回から2回に増やしたり
色がキレイに収まらないため上塗りを2回から3回に増やすことはあっても
減らすことはありません。同時に塗料の耐久性を減らすことになるからです。
また、上記したように
3度塗りというのは塗膜を作り上げ劣化を防ぐという点で重要ですが
ただ塗ればよいというものでもありません。
しっかりとした塗膜を作り上げるためにも
「塗料を乾燥させる」ことも決して忘れてはならないのです。
塗料が乾燥するには4〜16時間かかると言われています。
あまりにも早く次の工程に取りかかっている場合には
確認を取りましょう。
次回は「悪徳業者への対処法」について
ご紹介します。