2015.09.04
台風のシーズン前に雨漏り検査をしませんか①
台風のシーズンが近づいてきましたね。
台風で怖いことと言えば、去年に起きた土砂災害ですよね。
土砂災害は大きくわけて、表面の崩壊と深層の崩壊の2つ崩壊から起きます。
豪雨で土の中にしみこみきれないほどの
雨が降ったとき、その水は地面の表を流れて行きますよね。
これが地表流と呼ばれる現象です。
水は必ず低い方へ流れるので、
地表面のわずかなでこぼこでも、
へこんでいる方へ集中しますよね。
そして水は水単体だけで流れず、
必ず石や土なども一緒に流れていきます。
これを、表面侵食といいます。
浸食された溝は雨が降るたびに
だんだん大きくなって
浸食や崩落が進み、
最後に土石や水が土石流となって
畑や人家に一気に襲い掛かっていってしまうのです。
しかし、本当に怖いのは深層で起きる崩壊です。
降水の時間が長く、
雨が降る量が多ければ、
水で一杯になった土ができて、
土の粒同士に水分が含まれるだけでなく、
基盤の岩石と、土の境目における結びつきが緩くなります。
水が浸透しにくい基岩と浸透しやすい土の境目に、
水が流れる層ができてしまうのです。
そして、深層の侵食は土と基岩の上を一気に滑って落ちていきます。
その際に、木を根っこから根こそぎ持っていくので、
非常に怖いです。
地盤については、
専門家などに調べてもらう必要があります。
一方雨漏りは、家の中で起きますよね。
次は、雨漏りを調査する方法についてご紹介します。