2015.08.18
塗料の種類を知らないと失敗する理由②
前回はアクリル塗料の塗装についてご説明しましたが、 今回は、ウレタン塗料についてご説明させていただきます。
ウレタン塗料とは、ポリオール(-OH)とイソシアネート化合物(-N=C=O)を反応させて、 ウレタン結合(-NHCOO-)させた高分子化合物で、主に綿の代わりに使われるクッションがこの反応によって 作られています。
そう考えると、気泡が出てくるので塗装が出来ないのではないか?と心配になる人もいらっしゃいますが、 そうならない様に作られております。
メリットとしては、 塗膜が光沢、肉もち感、付着性に優れ、高級な仕上がり感をだせ、 耐侯性が高いので塗装機関がアクリルに比べて長いと言う点です。
一方、デメリットとしては、 ウレタン結合させるイソシアネート基(-N=C=O)に強い毒性があるので施工時に注意が必要であると言う事と、 硬化剤(-NCO)が水と反応しやすく、長時間の塗装を行うと前半と後半で塗り具合が変化してしまう可能性もあります。