2015.03.23
雨漏りの原因。
雨漏り事例の紹介をします。
↑ 現在外壁塗装中のG様邸。
雨染みが軒天にできていました。
どこから水が浸入したのか??
原因は至ってシンプルでした。
木製の破風板を留めている釘に水が伝って
内部に侵入していました。
↑ 軒天を捲った写真です。
長年に渡って水が浸入していたので下地がこのように腐っていたのです。
木製の破風板は劣化が早く、メンテナンス費用が掛るので予算に余裕が
あるならば板金を被せることをお勧めします。
↑ 先ほどの写真とは別の箇所ですが、下地を作ってべニアを貼りました。
その後塗装をしていきます。
G様邸では別の箇所でも雨漏りがありました。
室内の天井にできた雨染み。
こちらの原因はここでした。
壁にできた隙間からの侵入。
この隙間から水が浸入して大きな染みを作っていたのです(汗)。
本日は別件で雨漏り診断&散水テストをしてきたのでそちらもご紹介します。
サッシ枠と建具枠の隙間から水が入ってくるという案件。
壁はモルタル下地のリシン仕上げです。
下から順に怪しそうな箇所を選定して水を掛けていきました。
最初にサッシの上にクラックがあったのでそこに水を当てました。
「ここの可能性は20%ぐらいかな」
しばらく水を当てましたが水の侵入は確認できず。
次にその上の霧除け庇と壁の取り合いを調べました。
「ここは40%ぐらいかな!」なんて若干期待しましたが水は出ず。
「出ないか、、。では本命たちを攻めていきますか!」
本命の一つ。
水切り板金の廻りに水を当てていきます。
「さ~出ろ!出てくれ!」
、、、、、、、、でない、、。
まだ大丈夫!
大大大本命がある。
(築年数の古い家で見かける○秘ポイント)
「さあ池田氏よ、たんまり水を掛けてやりな~!」
指示を受け水を当てる池田氏。
「ここで出なかったらショックだな」なんて会話を
交わして室内にいき、水の侵入がないかを見守る私。
、、、、、、、、、、、、、。
無情にも出てこない、、。
タイムリミットが迫っている。
次の場所で出なかったら日を改めるしかない。
一縷の望みをこの一点に託す!
しばらくして枠を見ると
「ポタ、、ポタ、、、。」
水の侵入が確認されました。
これで原因が分かり一安心。
場所は最初に紹介した案件と似ており
サッシ廻りの隙間&目地のクラックから。
水が浸入してそうな箇所のなかで
雨漏り箇所から一番離れた所が原因でした。
「壁のヒビ割れからそんな簡単に雨漏りするの~?」と
思っていた方。 このように簡単にしたりするのです。
今回紹介した雨漏り事例のように築年数が経っているモルタル
下地の家は壁のクラックから雨漏りを簡単にするのでご注意ください!!
ただサイディングとモルタルでは壁の裏側の構造が違うので全部が全部そうかと
言われれば一概にそうではありませんので。
また壁の仕上げ材(サイディング、ALC、トタン、モルタルなど)によっても
雨漏りをしやすいポイントは変わります。
~おまけ~
同じ家の別の箇所ですが、屋根の谷板金(銅板)に穴が開いていました。
こちらの穴が開いた理由わかります?
え!そうなの!!ってなるかもしれないです。
答えはまた今度!!!
雨漏りに強い外壁塗装は美和建装にお任せあれ。
おもしろきこともなき世を おもしろく