2014.12.20
カラーベストの雨漏り。
雨漏り調査をしている中で出会ったカラーベストの雨漏りを
ご紹介します。
スタンダードと言うのか、よくあるのが水が釘を伝って内部に
浸入するケースです。
屋根を塗装して縁切りがされていないと、この様に釘を伝って
野地板を傷めてしまいます。この場合は長年水が釘を伝うことにより
釘が錆びて腐食をしていました。(過去の縁切りについての記事はこちら)
次は水の抜け道をコーキングで塞いでしまったケース。
間違った雨漏り補修の代表例が、隙間=雨漏りの原因と思い、
水の抜け道を無くしてしまうこと。
屋根は1次防水だけで行われている訳ではありません。
雨仕舞いを理解していないと補修したことが逆効果になります。
左の写真は板金の納まり+勾配にも問題がありました。
最後にそもそもの間違い施工をしてしまったケース。
上の写真は勾配がとれていない状況にカラーベストが施工してあります。
カラーベストの勾配は最小で3寸からになります。
条件を満たせば2.5寸でも対応できるものもありますが
最低3寸以上!
勾配がないと雨漏りのリスクが高くなり、屋根に乗った時に
割れやすくもなります。
なので勾配が取れないときは板金で瓦棒葺きをします。
このケースは完全な施工業者のミスになります。
私は職業病で家を見ると無意識に何処が劣化しているのか
ついつい見てしまいます、、、。
この勾配が取れていない雨漏りリスクのある家はよく見ますよ。
玄関ポーチとか。
前に雨漏りに関する事を書きますと言いながらも、全然書いて
いなかったので久しぶりに書きました(汗)
それでは良い週末を!!
おもしろきこともなき世を おもしろく