2014.12.16
一液・・・二液・・・?
どうも!川出です。
みなさんペンキの種類に一液と二液があるってご存知ですか?
私は知りませんでした(笑)
塗装をやっていると「二液がいい二液がいい」とは聞きます。
どこのホームページを見ても書いてあります。
じゃあ、二液って何ぞや?
簡単に言うと、一液はペンキを溶かす溶剤、たとえば水ですとかシンナー
ですね。これが蒸発することによって固まるペンキのこと。
二液が硬化剤と言って、ペンキが硬化剤と化学反応して固まるペンキのことです。
なので、二液は硬化剤と混ぜてしまうと時間がたつと固まってしまうので
大量に混ぜてほったらかしておくと一斗缶サイズのでっかいプリンのような
物体が出来上がります。
で、なぜ二液がいいのか?
やはり自然現象ではなく化学変化によって固まる塗料なので、雨等の影響が
一液に比べて少ない、ということがいえると思います。
しかし、これが非常に取り扱いが難しい。硬化剤を入れる量が多ければすぐ固まってしまうし
かといって少なければなかなか固まらない。また、「乾燥」ではなく「時間」によって
固まってしまうので、このくらいの量であれば塗りきれるというような経験がなければ
大量にペンキを無駄にしてしまうこともあります。
夏場などは2時間あればカラフルででっかいプリンが出来上がってしまうそうです。
さらに、どっかに飛んで付着してしまうと、一液ならシンナーで簡単に落ちてくれますが
二液の塗料はなかなか落ちてくれません。こうなると専用の溶剤が必要になって
しまいます。
・・・このように、一液に比べ二液は職人さんの経験がないとなかなか取り扱いが
難しい塗料となってます。ご家庭で使う分には普通の一液のペンキがよさそうですね。
なのでホームセンターなどで売られているペンキは一液のものがほとんどですが
中には二液と書かれているペンキもあるかもしれません。
「よくわかんないけどこれでもいいんじゃね?」と手を伸ばしてしまうと
損をしてしまうことになってしまうかもしれませんのでご注意を。では!