2014.12.02
こだわり施工 ~リシンの塗り替え~
塗装にリシン吹きという施工方法があります。
当社の池田君が以前にブログでチラッと
書いていますが(池田氏の書いた記事)、
リシンを塗り替えする時のこだわりがあります。
↑施工前 リシン仕上げの壁
リシン仕上げの壁を塗り替えした時の特徴として
艶にムラがあるように見えたりします。
また艶有り塗料で塗ると雰囲気も変わるので、リシンの塗り替え
を3分艶などでやられる方もいます。
今回は艶有りで塗り替えをした場合。
通常の3回塗りは見た目は綺麗になるけれど、私が納得する
もうワンランク上の仕上がりに
中々なりません。(完全に自己満足の世界ですが、、、汗)
もうひと押しが足りていない、、。
より綺麗に高品質な仕上げを実現する為のひと手間。
それはリシンの時は下塗りを希釈せずにたっぷりと2回塗ります。
↑こちらが下塗り一回目の写真です。
白は下地が透けやすいのですが、御覧のとおり透けておりません。
如何にたっぷりと塗っているのかが分かります。
↑ さらにもう一回。 壁は完全に真っ白(;O;)
更に溶剤型塗料で希釈をほとんどしていない状態で中塗り、上塗りを塗っていきます。
材料によってはシンナーで希釈する必要がないくらい
シャバい(薄い)塗料もありますが、溶剤の希釈なしは非常に
塗りにくいです(泣)。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
一般的な塗り替えの仕様と、この仕様とでは
間近で見ると差が一目瞭然でわかります。
私はリシンの場合はここまでする必要があると私は思っています。
この流れでもういっちょ~。
↑はサイディングを溶剤シリコンで塗り替えした写真です。
塗り回数は一般的な仕様の3回塗りです。(下塗り+中塗り+上塗り)
この質感&肉厚(塗膜)!! 是非とも実物を見ていただき、他との
違いを見比べていただきたいと思うぐらいです。
ただ単に3回塗っただけではここまでの質感になりません。
私が現場で品質の検査をするのですが、職人さんはきっちりと
指示を守って施工をします。
なぜなら手を抜いた施工は直ぐに私にバレるからです(笑)
塗膜の質感などを見れば高品質なのか低品質なのか分かります。
これは塗膜の質感に胸を熱くする、馬鹿な男にしか気づかぬ僅かな違い
かもしれませんが(笑)
私もこの業界で早10年、、、。
幾千もの塗装の仕上がりを見てきました。
その中でいま、当社の職人が塗った作品を私は
お客さんに自信を持って提供できます。
おもしろきこともなき世を おもしろく