2014.11.18
家は呼吸をしている
どうも!川出です。
よく柱などをご自分で塗装される方はご経験があるかもしれませんが、
木の柱等にペンキを塗ると、そんなに日がたっていないのにヒビが入ってしまったり、
捲れてきてしまった、そんな経験はありませんか?
せっかく綺麗に塗ったのに、ちょっと時間がたっただけで・・・。
苦労していればしているほど、がっかりしてしまいますよね。
これは、柱が呼吸をしているからおこる現象なんです。
木製の柱などは、水分を多少なりとも含んでいます。
その柱をペンキできれーに塗るとします。
きれーに塗られているので、塗り漏れもなく、ピッチリと塗られています。
そこに太陽が当たるとどうなるか。
水というのは温度が上がれば水蒸気になります。
当然水蒸気になると体積が爆発的に増えます。
柱にペンキでコーティングしてしまうと、膨れ上がった水蒸気の逃げ道が
なくなってしまうんです。
そうなるとペンキが膨れてしまったり、はがれたり、ヒビが入ってしまうんですね。
予防法としては、塗る素材をしっかり乾燥させる、伸縮性のある塗料を使う、水蒸気の
逃げ道を確保する、などがあります。
もちろん、他にも原因はありますので、一概に「これさえ守っておけばいい!」
というものではありませんが、以上のことを気をつければ、苦労して綺麗に塗った
塗料も長持ちしてくれるかもしれませんね!