2014.07.26
コミコミ価格と言う名の餌。
住宅塗り替えコミコミ○○万円!!!
コミコミ価格だから金額が明瞭で消費者は安心!
、、、、、。 なんてことは無いのでお気をつけください。
例をあげて説明します。
家の外壁がサイディングボードだったとします。
サイディングであれば当然コーキングが目地、サッシ廻りなどに施されています。
外壁にサイディングを使用している方は、塗り替えでコーキングを処理するのは絶対条件と思ってください。
(以前にコーキングについて少し書いてますのでこちらをご参照まで。「知れば知るほどに」「見積もりチェックポイント(サイディング編)」)
しかしどうでしょう。
巷に溢れるコミコミプランにコーキングは含まれていますか?
一切触れていないところ多いですよね?
稀に壁の目地部分のコーキングは増し打ちします!なんて書いてあります。
サイディングの目地に増し打ちも論外です。サッシ廻りも当然処理しなくてはなりません。
それ以外にも掲載している内容、項目に不明瞭な点が多いです。
~130㎡まで○○万円では110㎡の家と125㎡の家では実質は施工面積が違うので損得も発生します。
ではなぜコミコミプランの安い金額を全面に出すのか?
それが今回のタイトル「コミコミ価格と言う名の餌」です。
安い金額で引きつけることが目的です。
それで見積もり依頼をもらえば「こっちのもの」。コミコミプランは餌なので落とし所は違います。
必ず高耐久・高機能塗料を勧めてきます。高耐久塗料で金額の折り合いが合わなければ
「ではお値打ちなシリコンでいきましょう。」となります。
これに実際は建物の各所に痛みがあるので必要な補修工事の金額が乗っかってきます。
コミコミ価格の金額をイメージしていても最終的には全く違う金額になります。
以上のようにコミコミプランとは業者の戦略です。
安い値段を餌で掲げておけば見積もり依頼が増えるのは当然でしょう。
金額を餌にお客さんを釣るのか正々堂々内容で勝負するのかは施工業者の考え方次第。
「私達プロにお任せ下さい!!」
HP上で飛び交うセリフ。
プロを名乗るならそんなプランは掲げないのではと私は思ったりしています。
なぜならそれは安かろう悪かろうだからです。
おもしろきこともなき世をおもしろく