2014.07.05
雨漏れ事例 あま市H様邸
今回は雨漏れの事例をご紹介します。
あま市のH様邸。お電話にて問い合わせをいただきました。
元々は平屋建てだったのを鉄骨構造にて増改築したそうです。
雨漏れ調査ではまず始めに問診をします。
いつごろから雨漏れをしているのか、水が浸入した時の雨の状況、風の向きなど
色々と細かなことをお聞きします。
この問診で得た情報が雨漏れ場所を特定するヒントになります。
その後、建物の状況を確認していきます。
↑こちらが屋根裏の状況です。
かなりの量の水の浸入が確認できます。
↑こちらは室内の天井です。クロスが捲れてしまっています。
外に出て外部の雨漏れの原因となっていそうな場所を特定していきます。
まず、ぱっと見て気になったのが板金の施工が気になりました(汗)
他に壁には大きなクラック(ひび割れ)が入っていたりと怪しい箇所が何ヶ所かあります。
だいたいの雨漏れとなっている場所は把握しました。
では実際にその場所へ順番に水をかけていきます。
最初に谷板金に水をかけてみましたが水の浸入は確認できず。
次に壁と屋根との取り合いの水切り板金に水をかけてみました。
すると、ものの数十秒です。
水が浸入してきました。
まずは一か所!!
次に壁のクラック(ひび割れ)に水をかけていきます。
すると室内にいるH様から「水がきた~!!」と聞こえてきました。
ものすごい量の水が浸入してきました。そして室内の天井に垂れてきました。
あまりにも勢いよく水が浸入してきたのでビックリしました、、。
他にも念の為、疑わしき場所に水をかけて調査が終了しました。
2か所の雨漏れの原因は水切り板金に開いていた穴からと、モルタル下地の壁に
入っているクラックからでした。
穴はお金をかけない直し方として変性シリコンをたっぷり充填していきました。
壁は防水紙を貼って壁、破風、軒ともにガルバニウム鋼板を貼りました。
工事が完了して最後の確認。
施工場所に水をたっぷりかけていきます。
水の浸入はなく無事工事が終わりました。
長年雨漏れに悩まされていたH様もお喜びです。
今回の改修費用は合計120000(税込み)です。
皆さん、雨漏れ調査を業者にお願いするときは必ず散水テストをしてもらってください。
散水テストとは水をかけて調査をすることです。
雨漏れ場所の特定をするときは、ただ見るだけでは絶対ダメです!!
おもしろきこともなき世をおもしろく