2020.08.08
バルコニーFRP防水の雨漏り補修工事
こんにちは、地元貢献リフォーム課の末廣です。
久しぶりのブログ更新となりますが、8月7日に工事が完工した現場についてご紹介させていただきます。
一戸建ての家の外壁塗装を行った現場でしたが、工事前にバルコニーの軒天井が破損しているのを確認しておりました。
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上から雨水が漏れていることで軒天井が破損していましたので、雨水が漏れている原因を工事前に調べさせてもらいました。
調べる前に漏水の原因として私が想定したのは・・・、
①外壁の目地シーリングから雨水が侵入(上の写真の赤線の縦目地または横目地のシーリング)
②バルコニーFRP防水層から雨水が侵入
③雨樋・配管の不具合
以上の3つでした。
色々と調べた結果、②のバルコニーFRP防水層から…、もう少し詳しくご説明すると、バルコニーのドレン周り(下の写真の赤丸の部分)から漏水している可能性が高いことが分かりました。
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バルコニー下の軒天井を捲ってみると、漏水で下地の合板が劣化していました。
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上から切断して確認すると、下地はこんな感じでした。漏水で木材が一部、腐っています。
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まずはドレン周りのみ先行して下地の部分補修・張替えを行ってからFRP樹脂を施工しました。
ドレンの落し口までFRP樹脂がしっかり塗り込まれていなかったのも漏水の原因の一つだったので、この施工ではドレンの落し口までFRP樹脂を入念に塗り込みました。
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(ドレンの形状によっては、新築時にドレンの落し口までFRP樹脂がしっかり塗り込まれていないケースがあります)
その後、外壁塗装を行ってから、再びバルコニー全体の防水工事を行いました。
(ドレンの位置を少し変えました)
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もちろん、破損していた軒天井も張り替えてから塗装して、キレイに仕上げております!
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先行で行った下地補修とドレン周りの工事は雨天で工事スケジュールの調整に気をもみましたが、何とか無事に工事が終わりホッとしております。
台風シーズンに入り、例年、雨漏りのご相談が増える時期です。雨漏りにお困りでしたら、弊社までお気軽にご相談ください!
~今できることを考えてベストを尽くす~
末廣 高雅