2020.08.12
基礎巾木の状態を気にされたことはありますか?
こんにちは
美和建装地元貢献リフォーム課の福田です!
今回は塗装の際あまり注目されていない基礎巾木についてお話します。
まず、基礎巾木とは家の外壁と地面の間にあるコンクリートの部分を指します。
ハウスメーカーさんでは標準施工で基礎巾木も塗装されているケースもありますが、
基本的にはコンクリートがむき出しの状態になっている箇所です。
その基礎巾木も経年劣化により家の揺れなどが原因でひび割れが発生する場合があります。
ひび割れには大きく分けて2種類あり、
構造クラック と ヘアクラック
の2種類があります。
区別の仕方は簡単で、ひび割れの幅が0.3mm未満のものをヘアクラックと呼び、
0.3mm以上のものを構造クラックと呼びます。
下の写真のひび割れはギリギリヘアクラックの範囲です。
もし、この写真以上のひび割れが発生している場合は注意が必要です。
何故かというと、基礎巾木のコンクリートの下には鉄筋が入っており、
雨水の侵入によりアルカリ性のコンクリートの酸化が進み、
鉄筋に錆が発生してしまうと同時に、爆裂現象(凍害)が起こります。
特に寒い季節などはクラックから中に入った水分が凍ったり溶けたりする際に、
爆裂を起こすこともあります。
下の写真は爆裂現象の事例です。
こうなってしまうモルタル補修が必要になってしまいます。
やはり大切なお家ですのでこうなる前にメンテナンスしてあげて頂きたいです。
最近ではクラックから保護する基礎巾木専用塗料がありますので、
事前にそういった塗料で塗装し保護してあげるのがいいかもしれません。
参考商品:
アステックペイント ベースガード など
ご興味がある方や質問は美和建装福田までいつでもご連絡下さい。
それでは失礼します。
~己の欲せざる所 人に施すなかれ~
福田健一