2020.10.02
ボンドブレイカーの役割
こんにちは、地元貢献リフォーム課の田口です。2回目のブログ担当ですが、今回はボンドブレイカーについてお話させて頂きます。
ボンドブレイカーは、マスキングテープのような質感でシーリング工事で使用する材料のことです。
シーリング工事は、外壁材のボードとボードの継ぎ目にゴムのような弾性のある材料を注入することでボードとボードをつなぐ接着剤のような役割をしています。
この時に大事なのが、三面接着と二面接着です。言葉どおりシーリング材が二面で接着しているものが二面接着、シーリング材が三面で接着しているのが三面接着です。この二つの施工ですが、二面接着の方がシーリングの寿命を延ばすことができ、ボンドブレイカーを使うことで二面接着にすることができます。
ではなぜ、ボンドブレイカーを使う二面接着がシーリングの寿命を延ばせるのかというと、シーリングは温度などの環境の変化によって伸びたり縮んだりしています。その場合、三面接着だと横と後ろで接着しているのであそびがなく、シーリングのひび割れを起こす可能性を高めてしまいます。ボンドブレイカーを使用して二面接着にしたとしても100%完璧にひび割れしないとは言えませんが、シーリングにかかる負担を軽減させることが出来るので、シーリング工事では基本、二面接着で施工しています。※ただし、目地の幅が狭い場合ボンドブレイカーを使用することが出来ないことがあるので注意が必要です。
いかがでしたか?皆さんの知識の一つになったらとてもうれしいです!
人生は一歩一歩順を追って前進す
田口 涼也