2020.11.26
外壁が光触媒や無機塗装の時の注意点
こんにちは、笑顔一番課の末廣です。
10月より体制変更となり、「地元貢献リフォーム課」が営業部門、「笑顔一番課」が工事現場の管理部門として一新されました。
この変更のタイミングで私は「笑顔一番課」の一員として現場管理業務を担当していますので、改めまして宜しくお願い致します。
さて、個人的に2ヶ月ぶりのブログ更新となりますが、今回は「外壁が光触媒や無機塗装の時の注意点」についてお伝えします。
現在、10年くらい前に他社さんで光触媒で塗装されたお客様の家の塗り替え工事を行っております。この光触媒の場合、一般的によく使用する下塗り材では塗料の密着が悪いので、密着性に優れた下塗り材を使用しないといけません。
また下塗り材の色にも注意が必要で、透明ではなく白色の下塗り材を使用するのが重要となります。光触媒の塗料は光(紫外線)に反応するので、透明の下塗り材だと光(紫外線)を通しやすいリスクがあり仕上げの上塗り材への悪影響がある為、白色の下塗り材を使用します。
また先日、工事が完工した別のお客様の家は無機系塗膜の外壁でしたが、光触媒と同じく塗料の密着が悪いので、密着性に優れた下塗り材を使用して塗り替え工事を行いました。
こちらのお客様はダイワハウスさんの家で、使用されている外壁が「DCウォール」というダイワハウスさんが主力と位置づける工法の標準外壁材でしたが、この「DCウォール」はXEコートMという無機系塗膜が表面の仕上げ材となっています。お客様は工事前、弊社も含めて3社で見積りを取られていましたが、他の2社さんは一般的によく使用する標準的な下塗り材で提案していた様です。もし他の2社さんのどちらかで工事をされていたら数年後に塗膜が捲れるなどの不具合が発生するリスクがありました。
塗装工事を検討する際、上塗り材の性能や耐久性に目が行きがちですが、下塗り材も大切です。最近は光触媒や無機系塗膜の塗り替えも可能な専用の下塗り材が各社から発売されていますので、よく見積内容をチェックすることをお勧めします。
~今できることを考えてベストを尽くす~
末廣 高雅