2020.12.10
修理・修繕・補修・修復の使い分け
こんにちは。総務課の柴田です。
以前、お仕事をしているときに「修繕費」という言葉が出てきました。
その時、修理と修繕は何が違うのだろうと疑問に思ったので、今回は修理や修繕など似ている言葉のそれぞれの意味と使い分けを調べてみました。
修理とは・・・壊れたものや破損した部分に手を加え、また使用できるように元通りに直すこと
主に修理と呼ぶ対象は、機械や家具といったものに多いですが、衣服や人間・生き物のケガなど、機械のような無機質ではないものに対してはあまり使いません。
修繕とは・・・傷んだりした破損箇所を繕い直すこと
”繕い修める”と書いて修繕と読みますが、「繕う」は直して補うこと、「修める」は物事を整えた形にすることを指します。
主に修繕と呼ぶ対象は、破れた衣類だったり、建設してから年月が経ったマンションなどの建築物を直したりする時に言うそうです。
補修とは・・・壊れたり壊れやすい箇所を補強すること
道具など、使っていると年月が経つにつれて もろくなったり壊れやすくなった時に、弱った部分を補うことを言います。
主に、モノや建物の弱って壊れやすい部分や、人の髪に対してもよく使われるそうです。
また、ほかの言葉よりも比較的使われる範囲が広く、壊れかけている・壊れやすくなって弱まった部分を補強する場合は、全般的に「補修する」が使われます。
修復とは・・・壊れて破損した部分を元の状態に戻すこと
”壊れる前と同じ状態にする”という意味合いが強いです。
主に、壊れたファイルや風化により傷んだ絵画、歴史的に価値が高い建物などに対して使われることが多く、壊れる前と同一の状態であることが重視される場合に特に用いられます。
まとめると↓
壊れやすい部分を、完全に壊れる前に手を加えて補ったり補強したりするときは補修を使うのが適切となります。
一方で、すでに壊れてしまって機能を果たさなくなったものに手を加えて、再び使えるようにするときは修理・修繕・修復のいずれかを使うのが適切となります。
似たような言葉なので同じような意味なんだろうなと思っていましたが、調べてみると意外と違いがあったり、こういう時はこの言葉を使うんだなということを改めて学ぶことができました。
ほかにも、似たような言葉でも意味や使い方が違う言葉はまだまだたくさんあると思うので、正しく使い分けられるよう調べてみたいと思います!
皆さんも、もし気になる言葉を見つけたらぜひ調べてみてください^^
~~まずは自分が笑顔でいること~~
総務課 柴田瑠菜