2021.08.31
朝と夕方が過ごしやすくなりました
皆様こんにちは、地元貢献リフォーム課の村口です。
今日は8月最終日です、夏休みが終わりますね。
朝でも夜でも外を歩けば、汗だく…という煩わしさから解放されて少しうれしいです。
8月上旬の蝉うるささが和らぎ、夜には虫たちが心地よく鳴くようになりました。
私は窓を少し開けて儚いような虫の声を聞くのが好きです。
そんな秋の虫ですが、日本人は昔から虫の声を楽しんでいたのをご存じでしょうか。
平安時代には、すでに虫の音を愛でる風習があったことが記録として残されています。
秋の虫をカゴに入れて、鳴き声を楽しむことが貴族の間で流行していたそうです。
物語の中にも虫の声が登場しています。
清少納言の「枕草子」に「スズムシ、松虫、 きりぎりす、はたおり」が、紫式部の「源氏物語」にも、スズムシや松虫が登場しています。
この虫の声を楽しむ風習は中国にもあり、古くは唐の時代には虫の音を愛でる風習があったとされています。
こうした風習は、現代の中国でも残っているそうですよ。
逆に西洋では虫の声は「雑音」だとされ、日本人のように声を楽しむ風習がないようです。
その理由は脳の働きの違いだとか…。
日本人が虫の声を聞くときは言語を処理する左脳が優先的に働き、西洋人は音楽を処理する右脳が優先的に働くそうです。
なので西洋人は虫の「音」と捉え、日本人は虫の「声」と捉えているのです。
童謡「虫のこえ」で鳴き声が活字の歌詞になっているので、日本人が虫の音を言語として捉えていることがわかります。
ここまで調べてみて、自分が虫の音を楽しめる日本人でよかったと思いました。
ぜひ皆様も夜に窓を開けて、虫の声に耳を澄ませてみてくださいね。
~勇往邁進~
村口みなみ