2023.03.07
「戻す」リフォームと「高める」リノベーション
お家の情報などを調べていると、「リフォーム」や「リノベーション」という言葉を目にすることがあると思います。
どちらも同じ意味だと考えてしまいがちですが、実はそれぞれ異なる意味を持っています。
今回は、「リフォーム」と「リノベーション」の違いについてご紹介します。
【リフォーム(reform):改善・改良】
~老朽化した建築物を新築に近い状態に戻すこと~
長期にわたって住居に住んでいると、家具や電化製品の設置跡や、経年劣化による設備の損傷、水回りなどの損傷は避けられません。
このような老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づけることをリフォームといいます。
例えば…壁紙(クロス)の貼り替え、キッチンやユニットバス設備の交換、外壁の塗替え など
【リノベーション(renovation):修復・刷新】
~既存の建築物に改修を加え、既存のものよりも価値を高めること~
中古物件を購入して、間取りや配管を工夫することで自分好みの家にしたり、家族の増減などで暮らしやすい住まいに作り替えたりしたい場合などに活用されます。
例えば…間取りの変更、水道管や排水管の変更、キッチンをより現代的で機能性の高いものにする などの大規模な改修
その他にも、
改装によって賃貸オフィスから賃貸住宅にするなど、建物の用途そのものを変更する「コンバージョン」
内装や壁、屋根などをすべて取り払い、建物の躯体構造のみ(スケルトン状態)にしてからリノベーションをする「フルリノベーション」
などもあります。
このようにそれぞれ区別して使用されるため、きちんと言葉の意味を覚えて、使い分けられるようにしていこうと思います◎
—まずは自分が笑顔でいること—
総務課 柴田瑠菜