2024.07.31
アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法
こんにちは、カスタマーサポート課の末廣です。
今回はモルタル外壁の浮きの補修方法についてご紹介します。
先日、外壁塗装を進めていた現場で塗装されていた塗膜を捲ってみると、想定以上に深くひび割れていることがありました。
ここまでひび割れが深いと、コーキングの充填では中々厳しいです。
もう少し調べてみると外壁の上の「笠木」の部分が浮いていることが分かりましたので、「アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法」で施工することにしました。
「アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法」は、このような浮きが生じている場合に施工する工法です。
下記がイメージ図になります。
施工の流れとしては、まず躯体コンクリートにドリルで約30mm程度の深さに達するように穴を開けます。
穴の中を清掃してから、ひび割れ箇所にコーキングを施工し、開けた穴の中にエポキシ樹脂を注入していきます。
その後、アンカーピンを挿入します。
最後に樹脂で蓋をして完了です。
最終的には、この工法で浮きを補修してから外壁を左官で均し、塗装を行いキレイに仕上げさせていただきました。
外壁タイルの浮きもこの工法で補修することができますので、年数が経ったタイルの滑落が心配でしたら、是非ご相談ください。
~今できることを考えてベストを尽くす~
末廣 高雅