2018.08.22
なぜ愛知は雨に弱いのか?
どうも!川出です。
お盆前の肌に刺さるような日差しも和らぎ
ある程度過ごしやすくなりましたね。
しかし、今度は台風が大量に発生しています。
8月12日から16日にかけて、5日間連続で
台風が発生しました。
これは観測史上初の出来事で、今年の
異常気象を象徴しているかのようです。
23~24にかけて、台風の影響により
東海地方でも大雨が降る可能性があります。
愛知は大雨に弱い地域なので、注意が必要です。
2000年に東海豪雨と呼ばれる災害がありましたが
愛知は雨に弱い地域と言えます。
車文化である愛知県、特に名古屋市は
土の道が無くなり、雨水を吸収しない
アスファルトやコンクリートで舗装された道が
ほとんどであり、降った雨水は下水管や
雨水管で処理をしています。
この下水管や雨水管で処理をすると想定されている
雨量は一時間当たり50mm。
この数値に合わせて計画が立てられています。
しかし、昨今多いゲリラ豪雨などでは一時間に
100mmを超える雨が降ったりします。
こうなってしまうと雨水処理が追い付かず
階段が滝のようになったり、道路が川のように
なってしまいます。
一時間に100mmの降水量、といっても
なかなかピンとこないと思いますが、
具体的な数字で言いますと、
100mmの雨が6畳間の広さに降ったとすると
大体バケツ100杯分に相当します。
1時間は3600秒。
36秒に1回、6畳間の部屋にバケツいっぱいの
水を1時間撒き続けると、100mmの雨が
降ったのと同じ事になります。
名古屋市全域に100mmの豪雨が降ったとすると
名古屋市の面積は326.4k㎡。
1キロ平方メートルは100万平方メートルなので
326、400、000㎡(3億2640万㎡)が
名古屋市の面積になります。
降水量100mmだと、1時間で10㎡に貯まる水の量は
1000ℓ。
ということは、名古屋市全域に降る水の量は326″億”ℓ。
東京ドーム27杯分の水が
1時間のうちに降ってきていることになります。
名古屋市が想定している雨量は50mmですが、
これは1時間に163億リットルの水を処理する事に
等しいことです。
名古屋市が悪い、ということではなく、これだけの雨が
降ってくる事が異常、と考えた方が良いでしょう。
しかし、大雨が降ると道路一面が川のようになり
帰宅難民などが出てしまっている事も事実。
早急に対策を講じてもらいたいものですね!
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