2018.04.13
用法・用量が大事です
どうも!川出です。
昨日見積もりに塗布する塗料の缶数を記載する
理由をご説明しましたが、では実際に
塗布量を守らなかった場合どうなってしまうのか。
その場合に起こりうる不具合をお伝えします。
・チョーキング
通常であれば、10年耐候性のある塗料を使用した場合
チョーキングはそうそう起こりません。
(紫外線の量などにもよるので絶対10年起こらない
とは言い切れませんが・・・。)
しかし、塗布量が少なく、塗膜の厚みが薄い場合
2~3年でチョーキングが起こってしまいます。
これは、塗料に含まれている顔料や添加物を
固着させるための樹脂が、紫外線、雨、熱などの
影響により、どんどんやせていくためです。
元々塗膜の厚みが薄ければ、樹脂の量も少なくなり
耐候年数がぐんと下がってしまいます。
・退色
塗料の色は顔料によって作られるのですが
樹脂の量が十分でないと、顔料がすぐにむき出しになってしまい
色素が紫外線によってダメになってしまいます。
その結果起こる現象が退色です。
服などでもずっと直射日光に当てていると
色が変わってしまいますが、これと同じ事が
外壁にも起こります。
塗膜が薄いと、短い期間で退色が起こってしまいます。
・塗膜のひび割れ
これは正確には塗膜の厚みだけではなく、
乾燥時間(インターバル)を正しく取らなかった
場合にも起こりやすい不具合です。
塗膜は塗料に含まれる溶剤が揮発する事により
固まるのですが、揮発する分量が減り、収縮します。
この乾燥が十分に行われていない上から
さらに塗装(中塗り・上塗り)を行ってしまうと、
塗料が乾燥しきれず塗膜の形成不良が起こります。
その結果、塗膜のひび割れが引き起こされます。
塗膜のひび割れは当然雨水が浸入しやすくなり
家屋の劣化を早めてしまいます。
特に屋根の塗装などは、普段目にしにくいですが
塗装してから2~3年しかたっていないにもかかわらず
塗膜がベロベロにめくれてしまっているケースも
多々あります。
薬じゃありませんが、塗料は「用法、用量を正しく」
使わなければ、ちゃんとした効果が発揮されません。
キチンと用法・用量を守ってくれる業者さんを選びましょう!
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