2018.03.02
ペインターズインタビュー~職人の原点~ 【大戸さんの場合】
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ペインターズ・インタビュー
~職人の原点~
通巻019号 発行者:株式会社 美和建装
サイト:http://www.miwakenso.co.jp/
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ペインターズインタビューは、美和建装がいつもお世話になっております
職人さんにインタビューを行い、職人さんがどんな想いで仕事をしているのかを
知って頂き、お客様と職人さんとの関係が、より良いものになって
頂ければと思い、発行しております。
第20回目の職人さんは大戸さんです。
大戸さんは現在31歳。ご両親と暮らしており、休日は妹さんのお子さんの
遊び相手をしたり、家族が借りてきた韓琉ドラマのDVDを
見て過ごしていらっしゃるそうです。
最近面白かったドラマは「トンイ」という韓国の時代劇を模した
サスペンスドラマだそうですよ!
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川出: いつ頃から塗装職人をやってらっしゃるんですか?
大戸: 実はまだそんなに経っていないです。
塗装業界に飛び込んだのは2年ほど前ですね。
川出: そうだったんですか!
それまではどんなお仕事をしてらっしゃったんですか?
大戸: それまでは派遣社員をやっていました。
ですが、今後の事も考え、やはり正社員で
働きたいと思い、ハローワークで仕事を探していたところ
今の会社を見つけて応募しました。
川出: ハローワークで探された時、他にも「営業」だとか
いろんな業種があったと思うのですが、
その中でも塗装業を選んだのはなぜですか?
大戸: いや、ほんと単純に「やってみたい」と思ったからですね。
他にも工場作業員だとかいろいろあったんですけど、
実際に自分がやってみたいと思えたのが塗装業だったんです。
川出: なるほど。実際に塗装業を始めてみて想像どおりでしたか?
大戸: そうですねぇ・・・。思ったよりも大変でした(笑)
川出: 例えばどんな所が大変でした?
大戸: 塗装作業をするときに、塗ってはいけない場所を養生するのですが、
キッチリ綺麗に養生をしたり、どのように養生をすればいいのか
覚えるのが大変でした。
川出: なるほど。職人さんの腕の差が一番出るのが養生、
とも言われていますからね。
逆に塗装業をやってよかった所はどんなところですか?
大戸: 自分がやった部分がどんどん綺麗になっていくのが楽しいですね!
去年の夏に、初めて最初から最後まで現場を任されたのですけど
工事が終わった後の充実感と達成感はなんとも言えませんでしたね。
川出: やはり初めて現場を任された時は嬉しかったですか?
大戸: もちろん嬉しかったですけど、半分以上が不安でしたね(笑)
でも、社長も気にかけて頻繁に現場へチェックに来てくれてたので
そこは安心して作業できました。
川出: 初担当の現場が終わった後、社長から何かねぎらいの様な
言葉は言われましたか?
大戸: 「詰めが甘い!」とだけ(笑)
川出: なかなか厳しいですね(笑)
大戸: 塗り替え工事ですと、やはりお施主様が一番近くで
見ていらっしゃるので、細やかな気配りが必要になりますからね。
でも、頑張って作業をしていると、例えば今日みたいに寒い日は
「寒いのにありがとね」って暖かい飲み物を出してくれたり
世間話させてもらったりと、暖かいやり取りができるのが嬉しいですね。
川出: それは嬉しいですね!
逆に大変だった現場とかはありますか?
大戸: そうですね・・・。
あ、11階建てのアパートの塗り替え工事は大変でしたね。
川出: 11階ですと、塗装面積も広いですからねぇ。
大戸: いや、そういうことではなく、たまたま作業に入った日が
エレベーターの定期点検の日で、エレベーターが
使えなかったんですよ。
なので、重い塗料缶を11階まで手で運び上げたのが
つらかったです(笑)
川出: えー!?それは大変でしたね!
塗料缶一つでも20kgぐらいありますからねぇ・・・。
考えるだけでも疲れてしまいそうです。
最後に、大戸さんの将来の夢は何ですか?
大戸: そうですね。今の社長の元で経験を積んで
いつか社長に「大戸に任せれば大丈夫!」と
言ってもらうことですかね(笑)
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「まだまだ腕が未熟です」と言いつつ、この時にお伺いした
現場も一人で任されて作業を行っていました。
「今はプライベートよりも仕事が第一ですね!」と答える大戸さんが
社長から認められる日も遠くないと思います。
大戸さん、頑張ってください!