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重要な事なので2回言いました。コンクリートの中性化について

どうも!川出です。

先日コンクリートの中性化についてお話しましたが

「じゃあどうやって中性化を防ぐのか。

中性化してしまったらどうすればよいのか」

についてお話しようと思います。

 

中性化を防ぐ方法はズバリ

「空気や水に触れさせない事」です。

中性化してしまう主な原因は前回お話したとおり、空気中の二酸化炭素です。

なので、空気に触れさせなければ中性化を防ぐことができます。

水はコンクリートのアルカリ成分である水酸化カルシウムを

溶かしてしまい、洗い流してしまいます。

また、雨水は大気中の二酸化炭素をその中に溶かしこんで

しまっているため、アルカリ成分を洗い流し

さらに中性化を促進させてしまいます。

 

このコンクリートが劣化してしまう原因である空気や水を防ぐ

重要な役割をしてくれるのが「塗装」なんですね。

この「塗装」が重要なんですね。

大事な事なので2回言いました。

 

では、実際に中性化が進んでしまった場合

これをアルカリ性に戻さなくてはなりません。

軽度の中性化であれば、コンクリートを

アルカリ性に戻してくれる塗料を塗ったり

ひび割れ部分にセメント系の材料を流し込み補修を行います。

重度の中性化でコンクリートの内部まで中性化が

進んでしまっている場合は、表面にアルカリ性の溶液を塗り

通電させることで溶液を浸透させ、内部までアルカリ性にもどします。

また、電気を通すことで内部の鉄筋の表面に不動態皮膜という

防護膜を再生することもできるため、劣化進行をある程度

修復することができます。

しかし、かなりの大規模補修になるため、かかる費用も

大きくなってしまいますし、実績も少なく、処理後の

長期耐久性が十分確認できていない、等のデメリットもあります。

 

もっと劣化が酷くなってしまうと、水が水酸化カルシウムを

洗い流してしまい、スポンジみたいにすっかすかな状態になってしまいます。

年季の入ったコンクリートの電柱などは、

コンクリートの中の砂が触れただけでポロポロ落ちてきます。

これは砂をつなぎ合わせているセメントのアルカリ成分が

全て洗い流された状態になっているため、

コンクリートの密度自体がすっかすかになってしまっているからです。

ここまで劣化が進行してしまうと補修することが困難になってしまいます。

そうなる前にしっかりとメンテナンスを行いましょう!

 

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