2018.01.06
突然の雨漏りにお困りの方必見!雨漏り修理の方法をご紹介
雨が降っている時、天井の色が暗くなる、雨漏りがする、そういった経験がありませんか?
雨漏りは雨が降らなければ気づきにくく、修理を放置してしまいがちです。
また、ずっと雨水が落ちてくるわけではない為、すぐに修理が必要だとはあまり考えにくいことも、雨漏りが深刻化する原因の一つです。
修理を怠ってしまうと雨水が家の中に入ってくると、カビや菌が繁殖する原因になってしまいます。
カビは見た目が損なわれるだけでなく、カビから出る胞子を吸い込むと水虫や肺炎等の恐ろしい病気にかかってしまう事もあります。そんな恐ろしいカビを家の中で繁殖させない為にも、素敵な家を守るためにも、
今回は雨漏りの修理方と施工費についてご説明します。
○雨漏りの原因
雨漏りの原因はいくつかありますが、直接的な原因と間接的な原因とがあり、見極める為の特徴があります。
1.直接的原因
直接的な原因は、すべて屋根の劣化によるものです。
1つ目は、スレートのひび割れによるものです。スレート屋根という言葉を聞いた事はありますか?
日本の古くからある家は瓦を使われている事が多いですが、安価で軽く丈夫なことから、最近はスレートとよばれる薄い板材を屋根に貼る、スレート屋根が多く見られるようになりました。
しかし、このスレート屋根のデメリットは色あせ等の劣化をするため、約10年ごとにメンテナンスが必要となることです。
このメンテナンスを怠ると、スレートのひび割れ・浮きが目立つようになり、雨漏りの原因となるのです。
2つ目は、棟板金の浮きによるものです。棟板金とは、スレート屋根の尖った部分に被せる山形の金属の板の事をいいます。屋根のてっぺんで板を留めている金属と聞くと想像しやすいかもしれません。
この棟板金は、突風や強風、暴風雨により浮いてしまう事が多く、浮きに気づいたら早急に修理してもらう必要があります。この金属が浮いてしまう事により、雨水が直接屋根に入り込んでしまいます。
3つ目は、漆喰の崩れです。漆喰とは消石灰、糊などを練り合わせたもので、屋根瓦の接着や壁・屋根の仕上げに塗られる日本特有の塗料です。この塗料は防火・防音性に優れている事から、火災対策で多く用いられています。
屋根の隙間に塗られる漆喰が崩れてしまうと、そこから雨水が入り込みやすくなってしまいます。
4つ目は、コーキングの剥がれです。コーキングとは、雨水や風が入り込むのを防ぐ為に屋根の隙間を埋めることです。コーキングしていた部分が劣化し、屋根に隙間ができてしまう事により雨水が入り込みやすくなってしまうのです。
2.間接的原因
間接的な原因は、先程述べた直接的原因が起こってしまう理由の事を指します。
1つ目は、強風や大雨によるものです。強い風が吹き続けると空気抵抗を受けやすい形状をしている屋根はかなりダメージを受けます。台風の後等は、入念に屋根の状態を確認し、漆喰が崩れていないか、棟板金は浮いていないか、スレート際にヒビが入っていないかをご確認ください。
2つ目は、時間が経つ事による劣化です。長い間、雨風や紫外線にさらされ続けている屋根はかなりのダメージを受けています。そのためスレート材がボロボロになったり剥がれたりして雨漏りの原因に成ってしまうのです。
3つ目は、地震による屋根の損傷です。火災保険に加入していれば、地震による修理費用は保険でまかなえます。そのような災害により発生する修理費に備え、火災保険に入っておくことも雨漏りの大切な対策の1つだと思います。
地震や大雨も無かったのに初めから雨漏りがするといった場合は施行不良の可能性が非常に高いため、早めに業者に相談しましょう。
○雨漏り修理の方法と費用
・棟板金の浮き
棟板金を取り外し、棟板金の下地台として使用されているヌキ板を新しい物と入れ替えます。
そして、棟板金も新しい物を取り付けます。取り付けに使用する釘は鉄製の物だとさびやすい為、ステンレス製にし、浮いたりずれたりしないよう、ビスやスクリューネジを使用します。
最後に、取り付けた棟板金とスレートの間や段差に雨水が入ってこないように、コーキング材で埋めて完成です。この修理にかかる施工費は一般的な住宅の場合12万程度であるといわれています。
・漆喰の崩れ
屋根瓦の接着剤という事もあり、風の影響を受けやすい屋根の棟部に使用されています。その為、主に風の影響によりヒビが入ってしまう事があります。この漆喰が崩れてしまうと雨の侵入口になってしまい雨漏りの原因になってしまいます。
漆喰のヒビに気づいた際はひび割れた漆喰を取り除き下地を整えます。取り除いた部分に漆喰を塗り直し、棟部の表面にも漆喰を塗込み、雨の通り道を塞ぎます。
これで漆喰からくる雨漏りの修理が完成しました。
漆喰の修理は足場を設置しなければならなかったり、人員が多く必要だったりする事から、高額な費用(15万〜25万程度)かかってしまいます。
・スレートのヒビ割れや瓦のズレ
初めにヒビが入ったスレートを取り除き、取り除いたスレートと下地を掃除します。次に接着剤がわりに、コーキング材を下地に塗込みます。
同様に、ヒビの入ったスレートもコーキング材で補修して、もとの場所に貼付けます。もしずれているだけであったら、雨の侵入経路から汚れやゴミを取り除き、コーキングをすれば補修完了です。
あまり広範囲にコーキングしてしまうと、雨の経路が変わり、雨漏りが再発してしまう要因に成り得ますので、注意が必要です。周囲にかかる費用は取り替えるスレートの傷みや、瓦の枚数によりますが、すべて張り替えるとすると価格はだいたい200万円前後であるといわれています。
・経年劣化
経年劣化の場合は、表面だけでなく下地も劣化している為、すべての取り替えが必要です。一度瓦やスレート板と下地を取り除き、新しい下地を張り直します。その上から新しく瓦やスレートを張り直して補修完了です。
通常の葺き替え工事なら、料金は約200万円が相場ですが、下地の状況次第では追加で50万円程度かかってしまうこともあります。
補修工事はできるものの、決して安い値段ではありません。そのため家の状態を入念にチェックし、できるだけ出費の少ない補修で済むように、ご自宅の屋根の状態をもう一度確認してみてはいかがでしょうか。
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