2017.11.25
これだけ読めばわかる!外壁塗装の色の選び方の手順とコツ
外壁塗装は家の印象をガラリと変える、十数年に一度の大きな機会です。
外壁塗装によって家が新築みたいに生まれ変わることもあります。
しかし、その色選びで悩む方も非常においのではないでしょうか。
最近では多くの塗料が開発され、微妙な色の違いの塗料も多く存在します。
その微妙な差異を見極めて、ベストなものを選ぶことは簡単な事ではないでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の色選びの手順と、そのコツについてご紹介したいと思います。
1.イメージの言語化
一つ目は、自分がしたい家のイメージの言語化です。家の外装によって、その家の雰囲気は大きく変わります。
なので、外装を考えるとき、自身がどのような雰囲気が好きなのか、もしくはどのような雰囲気を出したいのかなどを考える必要があります。
例えば、「明るく優しい雰囲気」が好きなのであれば、薄いピンクやクリーム色が適しているかも知れません。
一方で、「上品で落ち着いた雰囲気」が好きであれば、黒や濃いブラウンがいいのかもしれません。
業者の方に色をお願いするときも、色のみを伝えるのではなく、作りたい雰囲気やイメージを言語化して伝える事で、より納得度の高い色選びができるようになると思います。
2.家の周りの散歩
二つ目は、家の周りを意識的に散歩してみることです。外装選びになぜ散歩?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、外装選びに周りの家を参考にする事はとても有意義なことです。
なぜなら、家の周りを散歩することによって、地域に溶け込む色や雰囲気を考えることができ、天候や時間帯によっての色の見え方の違いも簡単に見ることができるからです。もし自分の家の近くに素敵な外装の物件があれば、そのイメージと実物を基に業者さんに色を伝える事もできますよね。
なので、家の外装を考えるとき、ぜひ散歩をしながら自分の家の外装の参考にしてみてください。
3.周りの景観への配慮、景観ガイドラインの確認
三つ目は、外装は地域全体の景観にも影響するので、その地域の景観ガイドラインや周りの家の雰囲気をつかむことが大切です。
景観ガイドラインに関して、特に京都では強力です。
その為、京都市内のコンビニエンスストア、個人住宅などは色彩などが存在しています。程度の差はあるものの、他の地域でも景観ガイドラインはあることもあるので、確認してみてください。
特にそうした制限がなかった場合も、周りの家の環境をみることをお勧めします。
奇抜な外装に関して、著名人の方が近隣住民から訴えられたこともありました。
家の外装一つでご近所の方との軋轢を生まないためにも、少し気を使ってみることをお勧めします。
家の外観のイメージを膨らませた後は、実際の選びに移ります。
色を選ぶときに注意が必要な点は、色の組み合わせ方と実際の見え方です。
それではこの二つについて説明していこうと思います。
4.組み合わせ
色を選ぶ際、基本的には外壁を単色で仕上げることが無難です。
しかし、最近では個性を出すために2色、3色を使う場合があります。
複数の色を使う場合には、そのバランスや組み合わせに注意する必要があります。
また使う色の種類としては、統一感を住宅に出すため、多くても3色までが良いとされています。
ツートンカラー仕上げの場合は、調和がとれた同系色(グレーと黒、クリーム色とブラウンなど)、もしくは彩度(薄いクリーム色、薄い青など)が同じくらいの色であわせるとバランスが良くなります。この時の2色の割合は6:4か7:3くらいがいいとされています。
3色にする場合は、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを選ぶ必要があります。
ベースカラーの面積が一番大きく、アクセントカラーの色の面積が一番小さくなります。
バランスとしては、ベースカラーが外壁の70%ほど、アソートカラーが25%、アクセントカラーが外壁の5%くらいがちょうどいいとされています。ベースカラーは鮮やかな原色は向かず、近隣の色合いも参考にするといいでしょう。
アソートカラーはベースカラーと釣り合いのとれる、同系色のもの。
アクセントカラーには個性を演出するための、全体を締めるために使えるような色がいいとされています。
5.実際の見え方
外壁に使う塗料を決めるとき、実際にどのように見えるのかを意識的に見ることが大切です。
実際、納得できる色が見つかったと思っても、塗ってみたら何か違ったという事は起こりがちな事です。
なぜなら、色を選ぶ時には二つの外的要因によって目の錯覚起こっているからです。
一つ目は、光源が見え方に影響します。光源とは太陽、蛍光灯、白熱灯などを意味しています。
例えば、蛍光灯よりも白熱灯の下でモノを見た方が、黄色っぽく見えるようになります。
それゆえ、晴れの日、曇りの日は実際に外に出て色を確認してみたほうが、実際に塗られたときの見え方に近くなります。
二つ目は、その色が塗られている面積や広さによって、色の感じ方が変わってきます。
一般に、色は大きな面積になると、色が薄く、明るく、鮮やかに色合いが強調されて見えるようになります。
なので、色見本のような小さい面積では色が濃く見えても、実際に外壁に塗ってみると薄く見えてしまうことがあります。
なので、特に濃いブラウンなどを選ぶときには気を付けなければなりません。
今回は外壁塗装の色を選ぶときの手順とコツについて紹介しました。
外壁塗装は十数年に一度なため、多くの人は慣れていない部分が多いと思います。
また色や塗装については専門性が高いため、一人で決めることも難しいです。
最終的にはしっかりと信頼できる業者の方と相談することによって、納得のいく外壁塗装を行うことができるのではないでしょうか。
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