2017.11.15
七五三
今日は七五三の日でしたね。
3歳は男女とも髪を伸ばし始める「髪置き」
5歳は男の子が袴を着る「袴着」
7歳は女の子が着物の帯を装い始める「帯解き」
と、七五三の中でもそれぞれ意味があります。
昔は小さいお子さんが病気などで亡くなることが多く
健やかに育つことは子を持つ親の切実な願いでした。
(それは今でも変わりませんが・・・)
また、三歳は言葉を覚え、五歳は知恵を覚え、
七歳は乳歯が生え変わる時期と、成長の節目であり
また、同時にいろんな危険が伴う時期でもあったため
七五三の年に無事に成長でき、今後の成長を
氏神様にお願いする風習が生まれたようです。
七五三が11月15日になった理由ですが
江戸時代、時の将軍徳川家光の子供、徳川綱吉は非常に体が弱く
病気がちでした。
そこで綱吉の健康を11月15日にお祈りをしたところ
すくすくと成長したことにあやかり、
「七五三は11月15日」という風習が生まれたそうです。
綱吉といえば「生類憐みの令」などの悪政で有名ですが
最近では綱吉の評価が低すぎるとみなおされているそうです。
・綱吉の頃に「天災」が多く、それも将軍のせいにされていた
・水戸黄門が「生類憐みの令」に対し否定的で、
ドラマ「水戸黄門」で悪役にされてしまった
・実際に綱吉と謁見をしたドイツの医師は
「綱吉は非常に優秀な君主である印象を受けた」と記している
など、いわゆる悪政ばかりをしていたわけではなさそうです。
七五三は地元の神社へお参りするのがしきたりだそうです。
お子さん、お孫さんの健やかな成長をお祈りしましょう!