2017.11.13
お城に松がなぜ多いのか
どうも!川出です。
朝夕は冷え込みが厳しくなりましたね。
しかし、日中は暖かくお出かけするには絶好の日。
まさに「行楽の秋」であります。
各地の有名なお城めぐりがひそかなブームになっていたようですが、
今回はお城にまつわるお話を少し。
お城によく植えられている植物として、松や梅があります。
これは縁起が良い、見た目が良い、というだけではありません。
実は松は昔、食料としても使用されていました。
松の硬い皮をむくと、中に白い薄皮があります。
これを水にさらしてアクを取り、叩いて繊維をほぐし
臼で挽くと粉ができます。
これを小麦粉などと混ぜ、餅にして食べられていたそうです。
これには脂質、たんぱく質が含まれており、兵糧攻めをされた際に
貴重な栄養源として使用されたそうです。
これは「松皮餅」といって、天保の大飢饉など食料が尽きた時にも
非常食として使用されていたようですよ。
また、熊本城では畳みの芯に里芋のつるが、土壁の中にはかんぴょう、
弓矢の弓にはわらびの茎など、いざという時に食料になる物が使用されています。
また、梅干しは食あたりを防ぎ、水が無い時に唾液を分泌させ
渇きをうるおす万能薬として重宝されていたため、梅もよく植えられたそうです。
お城を見学する際に「なぜこの植物が植えられているのか」など
考えてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんよ!
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