お城に松がなぜ多いのか |ブログ|あま市で塗装なら㈱美和建装

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お城に松がなぜ多いのか

どうも!川出です。

朝夕は冷え込みが厳しくなりましたね。

しかし、日中は暖かくお出かけするには絶好の日。

まさに「行楽の秋」であります。

 

各地の有名なお城めぐりがひそかなブームになっていたようですが、

今回はお城にまつわるお話を少し。

お城によく植えられている植物として、松や梅があります。

これは縁起が良い、見た目が良い、というだけではありません。

実は松は昔、食料としても使用されていました。

松の硬い皮をむくと、中に白い薄皮があります。

これを水にさらしてアクを取り、叩いて繊維をほぐし

臼で挽くと粉ができます。

これを小麦粉などと混ぜ、餅にして食べられていたそうです。

これには脂質、たんぱく質が含まれており、兵糧攻めをされた際に

貴重な栄養源として使用されたそうです。

これは「松皮餅」といって、天保の大飢饉など食料が尽きた時にも

非常食として使用されていたようですよ。

また、熊本城では畳みの芯に里芋のつるが、土壁の中にはかんぴょう、

弓矢の弓にはわらびの茎など、いざという時に食料になる物が使用されています。

また、梅干しは食あたりを防ぎ、水が無い時に唾液を分泌させ

渇きをうるおす万能薬として重宝されていたため、梅もよく植えられたそうです。

 

お城を見学する際に「なぜこの植物が植えられているのか」など

考えてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんよ!

 

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