2017.11.07
凍害の仕組み
どうも!川出です。
朝もかなり冷え込んできました。
もうすぐ朝には霜がおり始めそうです。
外壁の劣化原因として「凍害」があります。
北海道や北陸など、寒い地方で特に起こりやすいのですが
これは外壁の隙間に入り込んだ水が凍結、融解を繰り返すことで
ひび割れが発生するものです。
通常物質は温度が下がると体積が減るのですが
水は氷になると体積が膨張する、珍しい特性を持っています。
これは水の分子配列が関係しているのですが水の原子記号はH2O。水素原子2つと酸素原子が1つくっつくことで形成されているのですが雪の結晶などを見て頂ければわかるようにこの配列が直線になっています。その際に原子が直線に並ぶことで氷の結晶は対称的な結晶になりますがOーH…Oが直線上に並ぶことによって結晶同士の間に隙間ができることになります。これが融解して溶けると直線状に並ぶ製薬が弱まるため隙間が埋まり体積が減るようです。同じような性質を持つ物質としてはシリコンやガリウムがあります。
・・・とまぁ、これが氷になると体積が膨張する原因なのですが
隙間に入り込んだ水が氷になる→周りの物質を押しのけるため隙間が広がる→
氷が溶け、さらに多くの水が入る→さらに大きく隙間を広げる…
と、ひび割れが進行してしまいます。
対策としては、「そもそも水が入らないようにすること」。
最近使用される建材は、塗膜で防水を行っているものがほとんどです。
そのため、塗膜が劣化をし防水機能が低下してしまうと
ひび割れや雨漏りといった症状を引き起こします。
塗膜が劣化して症状が出る前に、塗り替え工事を行えば
住宅寿命を延ばす事ができますよ!
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