2017.09.15
塗料選びのイロイロ。
こんにちは、浅井です。
塗り替えの見積りを複数の業者から取ると、
業者によって仕様、提案内容が様々で何が
ホントで何が良いのか迷ってしまった、、、。
こんな経験をされた方も少なからずいるのではないでしょうか。
そんな方へお勧めの塗料というよりか、あまりお勧めしない
施工(塗料)についてお話をします。
それはやはり訪販系の業者がよく提案をしている石材調などの
吹き付けです。
過去にもブログで書いていますが、はっきりいって意匠性以外の
メリットが全くありません。
(意匠性が何よりのメリットだろ!!という方、すいません、、。)
動きの大きいサイディングにも全然適していません。
弾性を謳っていますが、圧迫強度に強いだけで引っ張り強度が
あるわけでもありません。
某訪販の実例を挙げます。
築20数年の外壁材がサイディングの家。
プランは4プランの提案でした。
1、 アクリルタイル吹き付けのアクリル仕上げ
2、 アクリルリシン吹き付け
3、 高弾性吹き付けのシリコン仕上げ
4、 石材調吹き付けをしてからシリコン樹脂クリヤー仕上げ
全プラン吹き付けの仕様です。
百歩譲って新築ならまだありそうな気もしないことは
ないですが、塗り替えにはどれも適していないように
見受けられます。(理由は長くなるので割愛させていただきます 汗)
このプランの中からどれにしようかなんて迷う余地はありません。
例えばエスケープレミアムシリコンにしようかパーフェクトトップに
しようか迷っているほうが健全で正しい選択肢の中での迷い方です。
ちなみに上記にある4つめのプランでその業者さんは
「30年持つ」と言っていたそうです。
仕上げのクリヤーの樹脂がシリコンなので当然ながら
30年持ちません。
「30年は持つって言ってた~」
このフレーズをよく耳にするのですが、
外壁に塗って30年メンテナンスの必要ない
塗料は現在ありませんのでご注意ください。
あとこれまた最近あった話しですが、無塗装の木製破風板に
ウレタンを塗る提案がされていました。
ここは普通キシラデコールなどの浸透型塗料が望ましい場面です。
木に俗に言うペンキを塗ってしまうと数年でベロベロに捲れてしまいます。
そうなってしまっている家には板金を被せる提案をしているぐらいなのに、
わざわざ数年で捲れる仕様を組むのは残念ですよね。
先程の正しい選択肢の中で迷うというのを引き合いに出すなら、
キシラデコールにするのかノンロットにするのかといった迷い方が
健全な迷い方になります。
一般の方には少し分かりにくい内容だったかもしれませんが、
適材適所に塗料を選定するのは慎重に行う必要があるという
ことを知っていただけたら幸いに思います。
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至誠にして動かざるものは 未だこれあらざるなり