2017.04.27
ラジカルについてもうちょっと詳しく・・・
どうも!川出です。
先日ラジカル塗料についてお伝えしました。
ちょっと塗料の話とは離れますが、今回はこのラジカルについて
もう少し詳しくお伝えします。
一番身近なラジカル反応は「燃焼」です。
物が燃えるという事は「激しく酸化をしている状態」でもあります。
物質が激しく酸素と結合している状態ですね。
なぜこんな状況になってしまうかというと、紫外線や熱などによって
電子が一つ飛んで行ってしまい、不安定な状態になってしまった原子は
周りの原子から電子を横取りして安定しようとします。
そして、横取りされた原子はさらに他の原子から横取りをする・・・と
連鎖反応を起こします。これがラジカル反応と呼ばれる物です。
原子は不安定なままでは居たくないので、我慢が出来ないのです。
なんとも自己中な存在なのですが、バーゲンセールのワゴンに群がる
おばちゃんのように、電子の取り合いが始まります。
このワゴンに群がるおばちゃん状態の原子がラジカルです。
そんな原子の周りには酸素があります。
酸素君はもともと対になる電子をもっていません。
持っていなくても安定できる、できた子です。
電子を失ってパニック状態の原子(ラジカル)は
「酸素と一緒になって一つの分子になれば、酸素の電子1個と自分の電子1個
対の電子ができて安定できる!」
と、酸素原子と結合してしまいます。
他の原子から電子を奪っても最終的には安定しませんし、
酸素と結合した方が早く安定できるためです。
しかし、酸素と結合すると熱が発生します。
その熱で周りの原子がさらに電子を失い、周りの酸素と結合し・・・
という連鎖反応が激しくなった状態が「燃焼」です。
・・・ザックリとした説明ですが、これがラジカルによる酸化現象のメカニズムです。
この電子を失う原子が鉄であれば、酸素と結合して酸化鉄になり、サビとなります。
ラジカル塗料は、このラジカル反応を起こしてしまう最初のきっかけ、
紫外線によって電子が外に飛び出てしまうことを防いでくれるので
通常の塗料よりも長持ちしてくれますよ!
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