2017.03.23
意外と知らない?スレート瓦について!
どうも!川出です。
前回モニエル瓦についてお伝えしましたが、今回はスレート瓦について
お伝えしようと思います。
「カラーベスト」「コロニアル」と言われる瓦がありますが、これらは
分類としてはスレート瓦になります。
カラーベストやコロニアルはメーカーが作成した製品名です。
スレート瓦は昔、主成分としてアスベストを使用していました。
しかし、アスベストは劣化をすると人体に影響を及ぼす事が発覚し使用禁止となり、
アスベストを使用しないスレート瓦が開発されました。
ですが、一般的に「スレート瓦=アスベスト」といったネガティブなイメージが
一般的に浸透してしまったため、商品説明をする際「スレート瓦」ではなく
「カラーベスト」「コロニアル」といった製品名で説明される事が多く
一般的にそれらの名前が定着しました。
陶器瓦に比べ軽量で、耐久年数は30~50年程度と高寿命です。
しかし、主成分はセメントであり、御他聞にもれず水を吸い込むため
塗装によって防水性を保つ必要があります。
コケなどが生えてきたら防水性が失われてきていると考えて間違いないでしょう。
アスベストが規制されたのは平成18年9月1日であり、それ以前に
建てられたスレート屋根のお家では、アスベストが使用されているケースがほとんどです。
屋根を葺き替えが必要になった場合、旧屋根材を処理して新しい屋根材を設置するか
上から板金をかぶせるカバー工法になるのですが、アスベストの処理をするには
「石綿作業主任者」「特別管理産業廃棄物管理責任者」 「アスベスト診断士」などの
資格が必要になるため、専門業者にお願いしなければいけません。
費用も高くかかってしまうため、今では上からガルバニウム鋼板で覆うカバー工法が主流です。
上から金属屋根で覆う事で、アスベストを丸々封じ込めることができ、
施工費、施工期間、共に押さえる事ができます。
普段あまり目にすることのない屋根ですが、雨漏りを防ぐために重要な役割を担っています。
きちんと手入れをすれば、長い期間雨をしっかり守ってくれますよ!
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