2017.02.09
コーキング?シーリング?違いは何?
どうも!川出です。
先日コーキング打ち替えの施工動画をアップしたのですが
そもそもコーキングとは何なのか?ということを御存じない方も
多いのではないでしょうか。
コーキングとは、直訳すると「詰める物」です。
ワイン瓶の栓に使われる「コルク」が語源と言うとイメージしやすいでしょうか。
外壁材の隙間などに詰め込んで、水の浸入を防ぐ役割があります。
サイディングを使用した外壁のお家だと、ゴムのように弾力のある部分があると思いますが
それがコーキングです。
似た言葉でシーリングというものもあります。
一昔前は、使用する材料の形状により使い分けられていましたが、
今では同じ意味で使われており、こちらも同じくサイディングの
外壁の継ぎ目を埋めるためのものです。
シールというと貼るもの、というイメージがあると思いますが
もともとの意味は「気密性、水密性を保つ」という意味があります。
貼ったり詰めたりすることで水やゴミの浸入を防ぐものは、すべて
シールに分類されます。
ちなみにシーリングにはもう一つ、「天井」を意味する事があります。
「シーリングランプ」や「シーリングスピーカー」というと
天井に取り付ける照明やスピーカーになります。
同じ言葉でも使用するジャンルによって変わってきてしまうのでややこしいですね。
ちなみに今回アップした動画で使用しているシーリング材は
オート化学工業の「オートンサイディングシーラント」。
(シーラントというのも、シーリング材を指す言葉です。)
輪ゴムを日当たりのいい場所にしばらく置いていると、硬くなって
ボロボロになりますが、コーキングも同じように劣化し、ボロボロになります。
これは紫外線によって弾力を生み出す分子が切断されるために起こる
経年劣化の症状なのですが、このシーリング剤は紫外線に強いため
弾力を失いにくいです。
なぜかというと、オートンサイディングシーラーには可塑剤という
柔らかくするための添加物を使用していないためです。
通常のシーリング材は、この可塑剤を入れて柔軟性を持たせるのですが
この可塑剤が紫外線に弱いため、時間がたつと硬くボロボロになってしまいます。
しかし、オートンサイディングシーラーにはこの可塑剤が入っていないため
時間がたってもボロボロにならず、外壁の動きにもしなやかに追従してくれるので
長期間外壁からの水の浸入を防ぐ事ができます。
外壁塗料には耐候性の高い、いい物を使用していても
コーキングがそれに伴っていないと意味がありません。
・・・意味がないはちょっと言いすぎかもしれませんが、防水効果が薄れます。
塗り替え時には塗料に目が行きがちですが、コーキング材も
しっかりしたものを選定しましょう!
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