2016.12.02
長持ちする色、しない色
どうも!川出です。
近頃頻繁に道路工事を行っているのを見て、もう今年も終わりだなぁと
実感しています。年末の道路工事は、もはや風物詩に感じますね。
工事現場などにある赤い看板を見て思い出したのですが、
外壁に赤色を検討されていらっしゃる方はいるでしょうか?
あまり鮮やかな赤色に染まったお家を見かけないのは、
奇抜すぎて色合い的に使用するのが難しい、という理由とは他に
もうひとつ理由があります。
道路標識などでよく赤と青を使用した看板があると思うのですが、
青色だけ残っていて赤色が薄いピンクになっていたり、
注意書きの看板の赤い文字が真っ白になってしまって読めなくなって
しまっているのを見た事はありませんか?
実は赤色は退色しやすい色なんです。
人間の目は物に当たって反射した色を、目が取り込んで認識をします。
つまり、赤色は青い波長の光を吸収し、赤い色の波長の光だけを反射しているのです。
青色は逆に赤い波長の光を吸収します。
青い波長の光は紫外線寄りの光です。紫外線は赤い波長の光、赤外線より
持っているエネルギーが非常に高いです。
高いエネルギーの光を吸収する事により、赤色を出す分子が切断され、
赤い色を反射できなくなっていきます。これが赤色が退色を起こすメカニズムです。
つまり、赤色は長持ちしにくい色なんですね。
しかし、すべての赤色が退色をすぐ起こしてしまう訳ではありません。
車などに使われている赤色の塗料は分子構造的に平面で、分子と分子の間に
水素原子を取り込むことにより分子同士の切断がされにくいようにできています。
・・・簡単に言うと、水素原子が接着剤の役割をして、分子が壊れにくくなってます。
塗り替えに使われる塗料も昔よりは退色しにくくなっていますが、
他の色に比べると、色あせは若干起こりやすいようです。
このように色の種類によっても長持ちする、しないというのは変わってきます。
長持ちする塗装をお考えであれば、原色系の色は避けた方がいいでしょう!
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