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外壁材の種類~ALC~

今回はALCという外壁材についてお話します。

ALCとは、高温高圧で発泡加工されたコンクリートで作られた外壁材です。断熱性、防火性、遮音性、耐震性、調温性などが非常に高く住宅に求められる様々な機能が備わっていることで注目されており、50年間使える外壁材と言われています。丈夫な素材なので新幹線のホームや高層ビルなど多くの人が使用する場所にも使われる素材です。防火性はサイディングよりも高く、阪神淡路大震災の際も、多くの家屋が焼失しましたが、ALC外壁の建築物はその多くが焼失を免れました。

 

また、非常に軽い素材であり、重さはコンクリートの1/4で、扱いやすい素材です。ただし、吸水性が高く水には弱いため、外壁塗装による防水が必須です。水が浸入してしまうとALCが持つ高機能の多くが損なわれてしまうため、10年に1度はメンテナンスをする必要があります。

 

また、高機能な分、その他の外壁材よりは高価になってしまうというのもデメリットです。しかし、定期的なメンテナンスさえ行えば、外壁材としては最高峰の機能を兼ね備えた高機能素材です。

以上、ALCについての解説でした。3回にわたり、代表的な外壁材について解説してきました。どの外壁材にもメリットとデメリットが存在するので、それをしっかりと理解した上で一番希望にあった外壁材を選びましょう。

 

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