2016.11.07
ペインターズインタビュー バックナンバー
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ペインターズ・インタビュー
～職人の原点～
通巻009号 発行者：株式会社 美和建装
サイト：http://www.miwakenso.co.jp/
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ペインターズインタビューは、美和建装がいつもお世話になっております
職人さんにインタビューを行い、職人さんがどんな想いで仕事をしているのかを
知って頂き、お客様と職人さんとの関係が、より良いものになって
頂ければと思い、発行しております。
第9回目の職人さんは渡辺さんです。
渡辺さんは休みの日はお子さんと一緒に遊んだりして過ごしており、
アクション物などの洋画鑑賞が趣味なのですが、ホラーは苦手だそうです。
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川出： 職人になってどのくらい経たれますか？
渡辺： １８歳のころからだから、もう２４年くらいたつかな？
川出： なるほど。人生の半分以上は塗装に携わってきたんですね。
他の仕事は経験したことはないんですか？
渡辺： そうだね。塗装以外の仕事はしてこなかったなぁ。
川出： そうなんですか。そうなると最初に塗装の仕事に就いた
動機が気になるんですけど、なぜ塗装の仕事をしようと思われたんですか?
渡辺： いや、最初から塗装に興味があったわけじゃなくて。
実は、俺の友達が皆塗装屋に就職しちゃったんだよね（笑）
その頃は俺も若かったし、仕事中も友達が多いなら
楽しくできるかなぁ～って思って、あんまり深く考えないで
「じゃあ俺も～」みたいな軽いノリで始めたね（笑）
川出： そうだったんですか！でも、それだけ長続きできたのは
なぜなんですか?
渡辺： 僕は一軒家の塗り替えが多かったんだけど、同じメーカーでも
一軒一軒作りが違うんだよね。それが面白くってね。
「今度の家はこんな作りになってるからこんな風に塗ってみよう」
「この家は前とは違う作りになっているから
こっちから先に仕上げていこう」とか、いろいろ工夫する必要が
あって、全然飽きなかったんだよね。
また、施主さんとコミュニケーションをとったりして、
「前の塗装屋さんはこんな風だったんだよね」
みたいな話があると、「そうか、こんなところを気をつけながら
作業しなきゃいけないんだな」みたいな新しい気付きが
毎回あるんだよね。毎日新しい事に気付いて、工夫できる、
日々成長できる仕事だから、飽きることなく続けられたんじゃないかな。
川出： なるほど！毎日新しい発見がずっと続く事が面白いからこそ
長続きが出来るわけですね！
渡辺： そうだね。今うちで働いてもらっている若い子にも言うんだけど、
「今日はこんな事をしよう」っていう段取りを頭の中で描いていると
その通りにうまくいけば気持ちよく終わるし、うまくいかない時でも
「あ、これが原因で駄目だったんだ。これでわかったから次からは
うまくできる！」って、どっちになっても得した気分になるし、
自分が成長できているなって感じられるんだよね。
あと、一番こだわっているのは、仕上がりの確認なんだけど、
「俺がやってやった」って思っちゃってると、施主さんから何か
言われた時に言い訳が出ちゃう。言い訳が出ちゃうと自分が成長
できないんだよね。だから、自分は最後まで施主さんとコミュニケーション
を取って、施主さんが満足する仕上がりにするまでが仕事だと
考えるようにしているよ。
川出： 常に塗装の事を考えて、先を考えながら行動することが、
渡辺さんの職人としての成長の原動力になったんですね。
では、最後に今後の夢はなんですか？
渡辺： そうだなぁ。もっと新しい人を増やして、塗装の
魅力をもっと感じてもらえたら嬉しいかな（笑）
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渡辺さんは仕事を始めてから４年で独立を目指し、５年目で
独立をした努力家なのですが、成長し続けるその姿勢を
今でも持ち続けているからこそ、職人として
長く続けていられるのだな、と感じました。
仕事の段取りを想像して、結果良くても悪くてもそれが自分の
成長につながる、というのは、どんな仕事でも共通して
いえることだと思います。自分も謙虚に学びながら
成長できるような仕事を心がけようと思います。
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株式会社 美和建装
http://www.miwakenso.co.jp/
