2016.10.28
サーモグラフィーと赤外線カメラ
どうも!川出です。
今回は前回の続きになりますが、赤外線カメラとサーモグラフィーの
違いをご説明します。
赤外線とは人間の目には見えない波長の光だ、ということは前回お伝えしましたが、
その赤外線の中でもさらに波長によって
・近赤外線
・中赤外線
・遠赤外線
に分かれます。
遠赤外線は良く聞かれる方も多いと思います。炭などで火を起こした時に
発生する光で、一番温度を伝える性質を持っています。
サーモグラフィーはこの遠赤外線をキャッチして、表示する機械です。
反対に赤外線カメラは近赤外線をキャッチする機械です。
近赤外線は可視光線よりも波長が長く、煙や薄い布などに遮断されにくい性質を
持っています。
そのためわずかな光源でも遠くまで届きやすく、夜間の撮影や、火事などの煙で
前が見えにくい状態でも遠くまで見る事ができます。
反面、近赤外線は色を持たないため、表示のされ方としては緑がかった灰色のような
色でしか表現できません。赤外線カメラで撮影した画像が変な色になるのはそのためです。
サーモグラフィーも赤外線カメラも、同じ赤外線を利用したカメラであっても
全くの別物です。仮にデジタルカメラの赤外線モードで見ても、サーモグラフィーのように
温度差を図ることはできないのでご注意を。
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