2016.09.05
屋根の色~選ぶときのポイント2~
皆さん、前回の内容を覚えてますでしょうか?
前回は、自宅の屋根の色を決める際に、外壁の色も考慮するといいということをお伝えしました。
では今回は、『面積効果』の点から観ていきましょう。
屋根の色を選ぶときのもう一つの注意点は、『面積効果』です。
『面積効果』とは、人間の目の錯覚によって、同じ色でも大きさによって色が違って見える現象のことを言います。
つまり、明るい色を小さい面積でみたときと比較すると、大きい面積でみたときのほうがより明るく見えるという具合です。
反対も同じく、暗い色は大きい面積だと、より暗く錯覚してしまいます。
なぜこの『面積効果』に気を付けなければいけないかは、もうお気づきですよね。
たとえ色を選ぶ際に手元で見るサンプルが気に入ったとしても、この錯覚によって、思い描いていたものと、実際との印象が異なっていた、ということも稀ではありません。
ですので、こちらからオススメする解決策は、サンプルの色を見た際、それが明るい色なら、1トーンから2トーン暗めを、暗い色であれば少し明るめの色を選ぶことです。
単純ではありますが、このことを念頭に入れているだけでも、色選びで迷うことは少なくなるかと思われます。
いかがでしたでしょうか?
以上の2点、外壁の色とのバランス、それから『面積効果』の注意点が頭の片隅にあれば、お家の色選びで成功する確率がより高くなるでしょう。