ハットジョイナーの不具合。 |ブログ|あま市で塗装なら㈱美和建装

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ハットジョイナーの不具合。

現在あま市でO様邸の外壁塗り替え工事をしています。

 

築年数は約15年で外壁はサイディングボードが使用されているのですが、

北面と西面の一階部分のシールが著しく劣化をしていました。

 

P1140939 P1140944

 

シール、ボンドブレーカーが完全に無くなっていました。

直接陽が当たらない北面でここまでシールが劣化をしています。

 

仮に南面でも通常この築年数では流石にここまでの劣化はしません。

P1140958

↑ 南面のシール劣化

 

ここまで劣化をしたのはハットジョイナーがこの壁に合っていないくて、

シールに適切な厚みが確保されていないことが原因です。

 

ハットジョイナーとは壁の目地部分に使用する金物で、

シールが後ろへ抜けないように(バックアップ)したり、

シールの幅、厚みを適切に確保させる役割があります。

 

通常はハットジョイナーが壁表面よりも奥にくるのに、

ハットジョイナーと壁の表面がほぼ面(つら)になっていました。

これではよくてもせいぜい2mm程しかシールの厚みを確保できな

い状態なので、直ぐにシールが劣化をしてしまいます。

 

ちなみにダイワハウスなどの壁はシールの厚みがしっかりと確保できる

ようになっているので、一般的なサイディングボードと比べると

シールの劣化は遅いです。(高いだけのことはありますな!)

 

ではこの困った状況をどうするか、、。

 

一番いいのは壁を剥がし、適切なハットジョイナーをつけることですが、

費用が高くつきます。当然ながらお客様にもご予算があるので

今回行った方法はシンプルに『ハットジョイナーを叩いて凹ませる!』

ことにしました。

 

P1150725 P1150724

 

幸い北、西面の1階部分のみだったので良かったのですが、

かなり手間がかかりました。

 

P1150733

↑ ハットジョイナーを凹ました写真

 

そこからボンドブレーカーを貼り、シールを

打ちました。

IMG_0867

 

現在、壁の塗装が終わり、付帯部の上塗り作業を

しています。

P1150879

↑ 壁の仕上がり

 

ちなみにハットジョイナーを叩いている写真に

写っているのは職長の林田君です。

この現場を担当しています。

 

年齢は若いですが、腕前、お客さん対応が抜群です。

私が職人をしている時からの付き合いで、かれこれ10年来の

付き合いになります。

 

私の一押しの職人さんの一人です。

 

 

 

 

 

 

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