2016.06.01
塗料の種類についてパート2
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
みわ建装の田鹿です!
さて、今回の私のブログは前回に引き続き塗料の説明についてお話したいと思います。
前回の更新では『アクリル』と『ウレタン』についてお話しましたね。
本日は『シリコン』と『フッ素』についてお話したいと思います。
まずはシリコンについてですがこちらは機能性や価格を考えるとコスパ的にはとても良いものです。耐水性、耐汚性、対候性があり、耐久性にも優れています。特に特別な機能を求めていない方には最適な塗料ではないでしょうか。ただし、壁のひび割れなどに対する追従性が多少劣るため多種の塗料に比べてひび割れを起こしやすいというのが一番のデメリットといえます。また、塗料の中にはシリコン塗料をはじく性質をもったものもあるので次の塗り替え時に密着が悪くなるというデメリットもあります。
そしてフッ素ですが、特徴としては塗膜の寿命が非常に長いので、対候性に関しては他の塗料に比べて群を抜いて高いです。耐熱性や耐寒性に加えて、低摩擦性、不燃性など数多くの機能があります。しかしその分価格もほかの塗料に比べて高価格となっています。デメリットとしては品質は最高級ですが塗膜が硬く、弾性がある塗料に比べて建物にひびが入った時に一緒に塗膜にもひびが入る可能性が高いです。
そして前回サラッと話題に出てきたピュアアクリル、無機塗料、光触媒についてもザクッとお話しさせていただきます。
ピュアアクリル・・・対候性15年以上でフッ素と同等の対候性を持っています。通常のアクリル塗料は塗料として機能を出すためにシリコンやフッ素などを組み合わせて性能を向上させていますが、これではアクリル本来の性能は充分に発揮はできません。このピュアアクリルはアクリル樹脂の不純物を一切排除し、アクリルの本来の性能を最大限に引き出したものになります。一番の特性としては伸縮性に優れているので壁のひび割れにはとても強いです。その伸縮率は600%もの伸縮性です。それに加えて遮熱性もあるので太陽光を反射し、吸収した熱を放射して、さらに熱を伝えにくくする熱伝導もあります。
無機塗料・・・主成分にはセラミックやケイ素などの無機物を使用しており、寿命が長く、ほかの塗料と比較しても高い対候性を持つ塗料です。無機物は紫外線の影響を受けにくいため、無機塗料は15年以上の対候性を実現しています。メリットとしては対候性も高く、不燃性があり、カビや苔が発生しにくい点です。デメリットとしては他の塗料より価格は高めということと、無機塗料自体が硬いのでひび割れを起こしやすいというところがあげられます。
光触媒・・・なかなか聞きなれないとは思いますがこの簡単に光触媒の説明をすると『紫外線で外壁に付着した汚れを分解し、雨で洗い流すことのできる塗料』です。耐用年数は塗料の中でもトップクラスの約20年といわれております。光触媒塗料は水膜を持っており、この水膜の静電気によりチリやほこりがつきにくくなっています。そしてさらにカビや菌、ウイルスの繁殖も防ぐことができるんです。さらにさらに、空気清浄効果まで持っているというから驚きですね。デメリットとしてはやはり価格が一番のネックになってくることかと思います。そしてどんな汚れにも強いわけではなく、無機質系のさびや黄砂などは効果がありません。
簡単にではありますがご紹介させて頂いたこの3種類の塗料も年々需要が増えてきています。
・まだまだ価格は高いものはありますがトータルでみるとこちらの方が安心だ。
・自分の家を守るためにはこちらの塗料の特性が合っている。
など様々な理由から需要も増えてきているんですね。
外壁塗装はただ塗ればいいというものではなく、ウィークポイントをなくすため、家の寿命を延ばすため、そういったところに重点をあてて選ばなければいけません。その為にはこういった塗料の知識を持っていると自身の家の塗り替えの時にきっと役に立つかと思います。
覚えておいて損はないですよ!
今回すごい細かくなってしまいましたがご参考にしていただければ幸いです。
私自身にとっても勉強になりましたのでこのテーマでブログを書いてよかったなと思いました笑
それでは本日はこの辺で・・・
あま市(甚目寺町)の外壁塗装なら安心と信頼のみわ建装まで!